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執筆者の写真Shunta Takahashi

「破天荒フェニックス」、本当に元気もらえました。

書店でも結構見かけることが多いかもしれません。 「破天荒フェニックス」 その名の通り、破天荒なエピソード満載の田中修治さんが書いたビジネス書は僕が今まで読んだビジネス書の中でもかなり印象的で、心に残る本でした。もし起業・独立とか、チャレンジしたいものがあれば、是非一読してほしい一冊。勇気をめちゃくちゃもらえます。


オンデーズをいかに再生したか??


本書はメガネチェーンのオンデーズを買収して、いかに復活したかを事細かく書いてあります。現実は小説よりも奇なりとよくいったもので、この本はへたな小説を読むよりワクワクドキドキします。 小さなデザイナー会社を経営していた田中氏は、オンデーズの再生案件のコンサルティングをしていました。その再生プランを作っているうちに自分で経営をした方がうまくいくのでは??と思い、当時売り上げ20億円、借り入れ14億円、毎月の営業赤字2千万円の状態の会社を個人の資金3千万円で買収します。


しかし買収はしたはいいものの、その当月には早速1千万円の資金ショートを起こし、取引先に支払いサイトを伸ばしてもらうことに。また社員の士気は低くなっており、反発も起きてきます。そんな中でも必死に盛り返し、徐々に会社を回復に向かうように経営をしていきます。


そこであえてチャレンジする??


僕がこの本を読んでいてスゴいな〜!!と思ったのが、会社がこのまま行けば回復してくかも!という段階で、新規出店したり、会社を買収したりしてさらにチャレンジしていくことです。これ失敗したら会社倒産だよ??というような大きいチャレンジを積極的に仕掛けて行きます。 はっきりいって無謀です笑笑

オンデーズ買収してから個人保証もつけて、うまくいかなかったら自分も破産という状況のなかでも果敢さはめっちゃ勇気をもらえます。


無謀に見えて、以外と計算しているかも??


ユニクロの柳井社長が、経営者は会社というのは存続していくことが大事。立ちいかなくなるくらいの挑戦はしてはいけない。ということを言っています。


そう考えた時に、この田中氏の挑戦は運がよかったところもあり、本来はしてはいけない決断なのでは??と思ったが、実はちゃんと計算あっての決断なのかなと思わせる場面があります。 それは会社の再生にあたって、の会話にあります。

田中氏:会社の売り上げはいくらだ?? 従業員:20億円です。 田中氏:会社の店舗は何店舗?? 従業員:40店鋪です。 田中氏:ってことは1店鋪あたり年間5千万円の売り上げだろ?それを1ヶ月30日と計算すると、1日あたり9万円の売り上げだ。うちの客単価は1万円、営業時間は9時間だから、1時間あたり1本のメガネが今より売れれば売り上げが倍の40億円になる。売り上げ倍にするというと無謀な計画に思えるが、細分化すると、少しの努力で会社は持ち直せる! 従業員:なるほど!

この会話が書いてあるのをみて、多分、かなり計算してリスクを捉えられる人だな〜〜と感じます。 本書では、結構破天荒ぶりを書いていますが、その裏では相当綿密な戦略を立てていることが見受けられます。


起業・独立したい人にとって必読になると思います。


大企業から、独立。ということを決意した時に、一番のネックになったのは能力とか才能とか、そういうものではなく、自分に対する自信とうまくいかなかったらどうしよう、という不安でした。

なんとかなるさ、自分よりもキツイ状況で頑張っている人もいるんだ!そういう勇気を与えられるものが本書には詰まっていると思います。 ぜひ時間ある方は読まれるとおすすめです。

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