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執筆者の写真Shunta Takahashi

スペシャリストになるために一番大事なのは「スキル」ではないという点について

「専門性を高めて市場で評価される人材になりたい!」 「スキルを高めることがスペシャリストになるためには一番大事なので、まずは目の前の仕事を頑張ってます!」


っていう発言を僕は今まで、社会に出てから多くの人と話をする中で死ぬほど聞いてきた。で、ずっと違和感でしかなかった。


なぜなら自分自身はフリーランスとして、今の仕事に関して専門性を発揮することができてはいるものの、一度も上記のような観点を持ったことがなかったから。


つまりスキルを上げたり、専門性を高めることを意識するよりも大事なことがあるのではないだろうか?ということをボンヤリと考えていたのである。


ただそれが何なのかはわからなかった。 でも、ふと瞬間にわかった。


それはなんだろうか?? ぜひ一度、文章を読む進める前に立ち止まって考えてみてもらいたい。

そしてこれから読む文章に対して批判的なスタンスでも良いので読み進めてもらいたい。


専門性は結果でしかない


まず結論の半分を言うと、専門性やスキルというのは結果でしかないということ。つまり、ある程度の努力と継続を積み重ねていけば誰でも身につくことができるものだ。


だから専門性なんか意識する必要などない、というのが僕の持論だ。


では誰もが専門性を身につけることができる中で、専門性が身につけられる人となれない

人、その違いは何だろうか?というのが次の問いになる。

というか今回のテーマになる。


それは「慣れの先にある面白さに気づくことができるかどうか」だ。

人は誰しもが初心者からスタートして、それを一年ないし二年と繰り返していくことで、段々とやっていることに慣れたり詳しくなる。 そこで多くの人はどういうことを思うか?というと、、、

「飽きる」そして「やめる」のだ。


しかし実際は、初心者から中級者になった程度では専門性があるとは言える状態ではないのだ。それなので、飽きて違うことをしてしまうと結局何者にもなれない。


でも慣れを超えて、さらに継続し続けてやっていることの意味深さや面白みに気づくと、段々と専門性を身につけることができるようになってくる。


そしてここが大事なポイントなのだが、その過程で専門性を身につけていく人は「嫌々やっていない」つまり努力をしている感がないのだ。


言うなればハマっている状態ということが言えるだろう。

だから専門性を発揮している人は往々にしてこう思うのではないだろうか? 「ふと気づいた時に自分が専門性を発揮できていることに気づいた」


夢中でやることの重要性について


僕は個人的な趣味で、企業の創業や売上などを調べるのが好きで、時間があれば色々な会社の財務を分析している。

そして本やメディアなどで企業の紹介がされたら、それを意識しなくても覚えられてしまう。


それは自分の記憶力がいいからでも、努力をしているからでもない。 単純に、好きでハマっているからに他ならない。


大学時代からかれこれ10年以上そういうことを継続した結果として、人並み以上に詳しくなれたと思う。


その経験から思うことは、好奇心を持つこと、そしてやっていることを好きになることが癖にできる能力があれば、どんな分野でも専門家になれてしまうと思っている。


なので、もし飽き性の自覚があるのであれば飽きても構わないが、そうなった瞬間にすぐに辞めずに面白いという観点を探すことをしてほしい。


そしてまた飽きたら新しい面白さを見つける、ということを繰り返した先に、専門性というものが身につくようになっているのではなかろうか。


ぜひ今後の参考にしてもらえれば嬉しい。



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