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執筆者の写真Shunta Takahashi

マクドナルドのコーヒーを飲んで感じること

更新日:2020年5月1日

僕がこのブログを書くとき、かなりの頻度でマクドナルを使う(なぜなら、朝5時台にオープンしている店がほとんどない笑)。


その時に思うこととして、コーヒーの味は他社のコーヒーチェーンと比べても遜色ないし、また100円の値段で場所と商品を提供できる企業体質をもってすれば、普通のカフェが価格勝負で仕掛けていくことは到底かなわないと。


その時に今の時代でスタートアップやSMBが実施する戦略は、そういう企業を活用して競合にしないことだ、ということ。


グーグルやアマゾンと張り合っても厳しい


ひと昔前であればプラットフォーマーがいない状況だったので、プラットフォーム戦略として、自社が業界のプラットフォーマーを目指すことができた。しかしながら今の時代、一部の業界を除いてプラットフォームはほぼ出来上がりつつある状態だ。


そして、そのプラットフォームはよほどのことがない限りはスイッチングする理由はない

し、またそういったプラットフォーマーは膨大な時価総額を武器に、自社の脅威になるようなビジネスを次々と買収して傘下に収めていったり、またはフェイスブックがスナップチャットを排除するためにストーリーズ機能をインスタやフェイスブックに搭載するというような、真っ向からぶつかる戦略をしてくる。


つまりゼロから何もない状態で、そういう企業群と戦いを挑むことは、正直相当ムリゲーだ。


ある起業志望の男性と話をしていて


先日、今年中に起業したい!という20代の男性と話をする機会があった。

彼は年内中にオーダーメイドのコートを作る会社を立ち上げたい、ということだった。

理由としては、コートが好きで「自分が欲しい」と思うものを作りたい、ということからだった。


なるほど。いいじゃん、って思った。

そこでで1つ質問した。いくらで提供するの??


25,000円です。


安っ!


僕はアパレルの収益構造について、あまりよく知らないが、コート2.5万円の価格はかなり安い。しかもオーダーメイドで笑


どういう戦略なのかは、あまり深く聞かなかったが、その時に感じたこととして、価格を安く提供するビジネスモデルを起業間もない会社がやるのは無謀だということ。


オペレーションが追いつかないし、そもそもメーカーの場合はロット生産がある程度ないと原価を抑えることはできない。


しかも、日本には費用対効果を極限まで高めたUNIQLOという、ガリバー企業がいる。そういう企業に対抗するのは、非常に大変だろう。


マクドナルドと戦うには。


今の時代、コストリーダーシップで第一線で戦っている企業はマクドナルドやウォルマート、イオンなど、今から50年以上前に創業された企業ばかりだ。


つまり大量生産、大量消費の時代に規模を拡大した企業。


それらはすでに仕組み化して、どこよりも安く調達できる状態を実現した。


そう考えた時に、いかに差別化をして価格ではない戦略で勝つか?ということが大事になってくる (もしくは販売チャネルなどを変えて全く別の市場を作り出すか?D to Cやシェアリングなど)。


それなので、もしカフェを作るのであれば、1,000円だとしてもマックではなくその店に来たいと思う仕組みづくりをする必要があるし、そうしないとSMBは生き残れない。

そのことを考えて、ビジネスの戦略を考えていくことが大事になってくるのかなと思う。

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