メタバース戦争の行方はどうなる?…「自由=分散型」は死守できるのか、それともビッグテックが支配するのか(Business Insider からの抜粋 Vol.6)

フェイスブックはメタバースに突き進んでいるが、それを快く思っていない人が多い。俳優のキアヌ・リーヴスもその1人だ。


「フェイスブックがメタバースを発明したという風に考えるのはやめよう」と、2021年12月初めに彼は The Verge に語っている。


実際に、暗号コミュニティとフェイスブックやマイクロソフトといった巨大テック企業との間で戦いが起ころうとしている。暗号ファンは、ルールに縛られない創造やNFT(非代替性トークン)の取り引きができる「分散化」された世界が危機に瀕している、と心配している。


メタバースとはいったい何なのか?

メタバースとは何か、あるいはメタバースが実現するかどうかに関して、一致した意見はない。


現時点で、このあいまいな用語はユーザーのアバターがゲームをしたり、交流や仕事、イベントへの参加、アイテムの創造や販売などをしたりする仮想世界を意味しており、ヘッドセットを身に着けてアクセスすることが多い。


多くの信奉者にとって、メタバースは巨大テック企業によるインターネットの支配から逃れるチャンスであり、だからこそ「分散型」でなければならない。つまり、特定の組織にすべてをコントロールさせることなくネットワークを構築できるブロックチェーン技術を基盤として動くものでなければならないのだ。


ザ・サンドボックスやディセントラランドなどのメタバースでは、すでに暗号技術が使われている。所有権をブロックチェーン上に恒久的に保存できるNFTこそが、彼らが本当に楽しめるゲームを創造する際の中核となっている。


ベンチャーキャピタル、ヒロ・キャピタルのブロックチェーン専門家ジョン・ジョーダンは「オープンであることが必要だと思う」とInsiderに語っている。

「すでに(インターネットで)やっていることを、(メタバースで)行うために仮想現実用のメガネを追加しても、何も変わらない」


ゴールドマンサックスのアナリストは最近公開したノートで、暗号技術がメタバースの基盤になるだろうと述べた。というのもそれによってユーザーは、中央にいる組織の許可を得ることなく、安全に資産を所有し、プラットフォーム間を移動できるようになるからだ。


フェイスブックは仮想世界に全力を注いでいる

メタのメタバースは黎明期にある。マーク・ザッカーバーグCEOは2021年10月に長いビデオを公開し、ユーザーが独自のコンテンツを作り、販売できるようにすべきといった新たなアイデアを打ち出した。

非中央集権的な仮想世界を望む多くの信奉者は、メタの強大な資金力によって、ソーシャルメディアが支配されたのと同じように、メタバースも支配されるのではないかと恐れている。


ザ・サンドボックスの共同設立者であるセバスチャン・ボルジェは「私が最も恐れているのは、メタやフォートナイト、ロブロックスといった『Web 2.0』、つまり中央集権型のプレーヤーが、自らをメタバースであると主張し、彼らが完全にコントロールできる閉じた環境を提供しようとしていることだ」と、Insiderに述べている。


暗号ファンは、巨大テック企業によるメタバースがアプリストアのようになり、創造物が厳格にコントロールされることを心配している。


これからの戦いは一進一退になりそうだ。何百万人もの若者が、すでにロブロックスやマインクラフトといった暗号化されていない仮想世界で1日に何時間も過ごしている。


さらにメタの財政規模は驚異的で、バーチャルリアリティ部門へ多額の投資をしたことで、2021年の収益が100億ドル(約1兆1300億円)減少すると発表しているが、これは本格的に事業を開始する前の話だ。アップルやアマゾンのような企業も参入すれことになれば、ゲームオーバーになるかもしれない。

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