5年くらい前に一斉を風靡した言葉がある。それは「人生100年時代」。現在の年金の問題や医療についての問題はこの「LIFE SHIFT」で提唱されたこの概念がベースになっていると思う。
そして、この本で書いてあることを再度読み直した時に、まさに今のこの激変するタイミングで読み直すべきだと強く感じた。
なぜならば、今までは岩盤規制で守られていた既得権者から、規制の緩和やテクノロジーが入っていくことで、本当に価値あるサービスへと移っていくから。そうすることで人の流れもそうだし、働き方が非常に早いスピードで変化していくことが考えられるからだ。
見直すべき考えはこれだ!
僕がその本の中で特に再考するべきだと思うポイントは、これから100年まで寿命が伸びていく世界において、65歳で引退して政府の年金だけで頼っていくのは無理だし、まして65歳まで貯金を溜めておくというのもなおさら現実的ではない中で、働く期限を伸ばすしか方法がないというところだ。
これを現実に真剣に考えている人はどれくらいいるだろうか? 我々の親世代は確かに65歳くらいで定年を迎える、ただその親の親、つまり祖父母の世代は55歳ではとっくに引退していた。
と考えると僕たちは80歳を超えて働くことになる可能性が高いということになる。
そうなった場合に、大学までで学んだ知識だけで一生食っていくことを考えるのは不可能だし、今まで余暇といえば遊びや娯楽に充てる時間だったが、その一部がスキル習得に使われることになるというのも納得できる。
そして最大の変化は、企業よりも働く寿命が長くなる中で働き方を多様化していくことが求められるということだ。
コロナの影響で働き方の多様性が実現する
あの本ではインディペンデントプロデューサーやポートフォリオワーカーなど幾つかに括られていたけど、コロナの影響で一つ言えることは、週に数日はリモートになるという働き方が普通になるということ。
そうなった時に多くの人は一度に複数の仕事をする時代になる。
つまりポートフォリオワーカーが当たり前になるのだ。そして、その内の一つを自分のビジネスとして起業する選択肢もあるだろう。
逆に一番最悪なのが、リモートにならないでいつまでも一つの仕事をするしか選択肢が与えられない会社員だ。
僕は社会人1年目の時から主張していたが、一日14時間、同じ会社にいて働くよりも、8時間、6時間と2つの仕事をした方が、そうでない人よりも3倍以上成長できる可能性がある。
それは2つの仕事でシナジーが生まれることが考えられるからだ。
それなので、不器用な人もいると思うけど複数のことを仕事として対応していた方が特に若いうちはめちゃくちゃ成長する。
その機会を得られるタイミングの境目がまさに今の時代だ。
それなので今、在宅で暇していたり、サボったりしてくる人も増えてきているのではないかと思うが、今一度新しい仕事として何ができるか?ということを模索することも悪くないのではないだろうか?
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