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執筆者の写真Shunta Takahashi

商品に付加価値を付けるために大事な考え方を解説します。

今の時代はモノに溢れているので、市場で飽和していないものがないんじゃないか、っていうくらいレッドオーシャンだらけである。


ただ、その中でも生き残り続けている会社や大ヒットになるものが一定数存在している。

そして、これらの共通項を考えてみると、付加価値の付け方に特徴があるということがわかる。特に市場が飽和しているものほど、その価値の付け方によって斬新な影響を与えることができる。


そこで今回は、付加価値を付ける事例についていくつか紹介したいと思う。


実用的→ブランディングへ


大体の業界において、プロダクトライフサイクル(導入期→成長期→成熟期→衰退期)の視点で見たときに、成熟もしくは衰退している産業からブランディングに特化する商品が出てくることがわかる。


例えば時計について、元々はいかに正確な時間帯を表示してくれるか?が価格面で大事な要素だった。それが今ではどの時計を買っても大体は同じような機能になってきている。


しかし価格で見たら安い時計は100円で買えるが、ロレックスなど数百万円するものもあり、何万倍もの差がついている。


それは、ある程度の機能になった段階でロレックスがブランディングに特化した戦略を取り始めたからだ。


また時計以外にも、同じような事例は自動車やアパレルなどにも共通しており、成熟したメーカーの「勝ちパターン」みたいなものになっていることがわかるだろう。


ちなみにブランディングの仕方については、広告やPRなど様々な方法があるが、僕はその専門家ではないのでこのブログでは割愛する。


ブランディング以外の付加価値の出し方について


また最近では、ブランディングとは違う方法で付加価値をつけているケースもあり、こちらも興味深いので紹介する。


例えばスニーカーを「履くもの」という概念から「飾るもの」というセグメントに移すことで、従来のスニーカー業界ではなくインテリアとしての新しいポジションを獲得する、価値

のポジションを変えるという戦略がある。


実際にコラボスニーカーということで、有名なスニーカーの会社がラグジュアリーブランドと一緒に商品開発をして、その動きを加速させていることからもわかるだろう。


他にもビジネスホテル=出張とかで会社員が泊まるもの、という使い方から、「都内でプチ贅沢をするデートスポット」という価値付けにすることで、新たな需要を起こしたりすることに成功している事例もある。


またお酒ではワインなどでは昔からあると思うが、最近は響などのウイスキーを「飲むも

の」→「値上がりする資産」として買う人もいる。(個人的にはユニクロのコラボ商品もいずれ値上がりするから、いくつか使わないでとっておいておくのはアリだと思っている笑)

このように付加価値を出す、と言った時にはブランディング以外にもセグメントを変えるというやり方がある。


これ以外にも色々な業界で考えてみると面白い発想が生まれるかもしれないので、ぜひ一度考えてみてはどうだろうか??











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