社会人になってから、口を酸っぱく言われ続けた言葉ある。 それは「逆算」。
事あるごとに、「ゴールは?」「逆算して考えて」とよく言われた。 100回言われるとさすがに、無意識レベルでそういう思考が当たり前になり、今では思考の
癖になるまで定着することができた。
そして、最近感じることとして逆算をするためには、「期限」を設定することがすごく大事だということを感じるようになった。
逆にこれを決めていないとそもそも逆算をすることができない。
20代の過ごし方について
例えば、学生時代に20代までに起業する!っていう目標を決めた人がいるとする。 そういう人は、社会人になってからどのような行動をとると予想できるだろうか? まず、起業で成功するのにあたって必要な条件をピックアップする。
例えば、「資金」、「人脈」、「スキル」、「知識」、「メンター」など。
そのため就活は「起業」をする時に使えるスキルや人脈が得られそうな会社を選択する。そして週末もその目標に近づくために、本を読んだり社外で人脈を作ることをするかもしれない。
その時にあとOO年で起業することになるから、それまでにOOとOOをしないと間に合わない、と常に期限から逆算して必要なことを優先順位づけして行動することになる。 その結果、何も考えないで20代を過ごす人に比べて、はるかに目標の達成可能性は高くなる。
実際にこれを体現したのが大手美容チェーンEARTHグループ創業者の国分利治さんだ。 彼は25歳で起業する!っていう目標を10代の時に設定して、そこから逆算して手段として美容師を選び、3年間不眠不休で働いた。
それは彼が25歳で起業をする!っていう目標を決めていたから。
このように目標と期限を明確に決めることでそこから逆算が始まり、その目標を達成するのにあたって大事なことを優先的に時間を使うことができるようになる。
逆にこれをしないまま過ごすと、「とりあえず転職かな〜」、「資格の勉強をしよう」、「プログラミングやれば市場価値が高くなる」と、何となくやった方が良さげなことに時間を費やすことになり、時間を有効に使えなくなる。
実際に僕もこの思考をする前は職場の先輩が証券アナリストの資格を持っている人に影響を受けてTACに15万円払って通ったり(その後、1ヶ月でやめたけど笑)、意味もなく右脳を鍛えることが大事だ!って舞台鑑賞をしたりした(右脳を鍛えるのに有効かは知らんが、普通に面白かったけど)。
おそらく、そのまま進んでいたらヤバい方向の人生に向かっていた気がする。
正直、キツイけどね
ただ期限を決めてそこから逆算して走っていくのは、キツイよ。正直。
たぶん多くの人は挫折すると思う。そして、プロセス思考に戻っていく。 なぜなら、そっちの方が頭を使わなくて済むから楽なんで。
僕も何度もそういう誘惑にかられた。でも3年くらい経つと、楽をすることに気持ち悪さを覚えて、自然とゴールに向かって走っていくのが当たり前になる。
(ランニングで1キロ7分で走っていた人はが4分台で走ることが普通になる感覚)
個人的には若いうちは体力があるし、よほど無理しなければ死なないんで、キツイ思いをたくさんしたもの勝ちだと思う。後々、楽になるから。 逆に今、楽をすると40代とかで上り坂が待っている。
そして体力がない状態でそれを登り切るのは相当大変。
なので今という一番人生で若い瞬間から、常に逆算して走っていって体力を身につけていくことをオススメしたい。
Commentaires