相手と話をしている時に往々にしてあることが「相手の言っていることが全然理解できない」ということだと思う。
これは僕自身にもよく起こるだし、逆に、それを思わない人というのは思考停止してるんじゃないか?と感じるくらい、普通に起こるべくして起こるものだと思っている。
なぜか?
その理由は人によって意見はバラバラだし、全く一致した考えというのは稀だからだ。
でもここで気をつけたいのは、意見はあくまでも意見であって、正解とか不正解というものはないということ。
どちらかというと、意見の前提となる知識の部分を着目することで、相手の考えていることを汲み取ることができるのではないだろうか?
前提知識が違えば、意見も異なる
前提知識というのは、実はコミュニケーションにおいてめっちゃ大事で、そこのすり合わせができていないと、チグハグな話をしてしまうことになる。
例えば、ある人がいたとする。Aさんは「今の会社で一生働き続けたい」という考えを持っていて、Bさんは「転職を繰り返してキャリアアップをしたい」という考えだ。どちらが優れてる意見か?というと、それはない。
なぜならどっちも意見だし、価値観だから。
でも実は、その意見となる前提知識が片方が間違っていたらどうなるか?
例えばAさんの意見について理由を聞くと「今の会社で働けば一生給料が上がり続けるから」という答えが返ってきたとする。でもその会社の人事制度を調べたところ、45歳定年で、給料が上がり続けるのは20代までだったということがわかった。
そして、その事実を知ったAさんは果たして上記の意見を持ち続けるだろうか?それは違うのではないだろうか?
つまり知識の部分については正解、不正解があることが往々にしてあり、誤った意見というのは、どちらかというと前提知識が間違っていることによって起こるものではないか?ということを感じる。
ということを考えたときに、誤った選択をしないためには、できるだけ知識を持っておくこ
とが大事なのではないだろうか?
自分自身も知識を付けたことが今の選択につながった
実際に、僕も大手企業から独立したのは知識が大きく寄与している。もし知識をつけていなかったら入社時と同じような選択をして出世を目指していただろう。
そして、その知識という上で絶対に欠かせないキーワードが人口動態だ。
僕が毎回セミナーで人口動態を話題に出すのは、それが理由だ。
なぜなら人口動態ほど客観的でかつ未来を予測したときに的確に当たる統計はないからだ。
なので、もし自分には知識がないよ〜〜!っていう人にはまずは人口動態に関する本を読んだり調べたりすることがおすすめ。
それを知ったときに果たして今の選択をし続けるか?
これは結構大きな問いだと思う。
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