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2/22読書会で紹介された本TOP3

更新日:2020年4月19日

今週も読書会を開催しました!

世間では「コロナウイルス」の影響で多くのイベントが中止になる中、いつも通り開催しています笑


ただ沢山の人に参加してもらってとても嬉しいです。 ということで今週も数冊の本を紹介します。


やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける




私たちは世界的に活躍するアスリートやアーティストを見ると、「天賦の才能」だと考えがちです。だけど、イチローが日々の練習と習慣を強調するように、「天才」と呼ばれる人は長年に渡ってたゆまぬ努力を続けているものです。


何かを成し遂げるためには、才能以上に「やり抜く力=GRIT」が重要になります。本書ではこの主張を様々なデータを元に解説してくれています。


「やり抜く力」とは、「情熱」と「粘り強さ」を合わせもつことです。何かに熱中するのは簡単でも、それを持続することが難しい。そこで問われるのが「目標」です。目標には階層があり、「早起きする」「練習する」といった個々の目標は、中位にある目標を達成するための手段であり、さらに上位には「ビジョン」とも言うべき抽象的かつ最終的な目標があるからこそ、長年にわたって努力を持続できるのです。


逆に「やり抜く力がない」という状態は、漠然と最上位の目標だけがあり、中位や下位の目標が設定できていない状態であったり、中位の目標ばかりが乱立し、「最上位目標」が存在しない状態であったりします。


また「やり抜く力」が強い人ほど精神的に健康的な生活を送り、幸福感が高いことがデータから明らかになっています。「やり抜く力」が強い人は、大きな目的のために情熱をもって仕事に打ち込めることに喜びを感じ、それをやり遂げることが彼らにとっての成功であり幸福なのです。


このようにグリットがあることは結果を出すだけではなく、その過程においても幸福になれる要素を持つことができ、非常に重要な考え方だと感じました。


迷路の外には何がある?



本書は世界で2800万部の大ベストセラー「チーズはどこへ消えた」の続編です。

「チーズはどこへ消えた」という本は、迷路で暮らす小人のヘムとホー、そしてネズミのスニッフとスカリーが突然無くなったチーズを巡って、未知の大地へチーズを取りに行くか、そのまま迷路に残って状況がよくなるのを待つかの二択を迫られるストーリーです。 その本では、ホーは迷路を出る選択を、ヘムは迷路に残る選択をし、主にホーのその後が語られています。ホーは「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、迷路へと駆け出したことで、とうとう新しいチーズを発見します。

そして、本書では迷路の中に残ったヘムのその後を描きます。


変化に対応できないことは必ずしも悪いことなのか、リスクを取って打って出ることだけが正義なのか。


その場に残るという選択肢のその後が語られる作品です。


ひとりぼっちになったヘムが「おなかがすいて死にそう!」と追い詰まったところでやっと、新しいチーズを探しにでかけます。


するとホープさんという新しい仲間がやってきて、ヘムは彼女にひっぱってもらいながら行動を共にしていきます。


その結果、ヘムは変化を恐れて今を守るために精一杯生きながらも、自分が武器だと思っていたものが、実はあまり意味がないんだということにだんだんと気づきます。

また、ともに歩くパートナーによっても人生は変わるんだということにも気づかされていくのです。


この本は物語になっていて、かつ薄いのでサラッと読むことができますが、内容は非常に濃く考えさせられることが多いです。

ぜひ一度読んだことがない人は目を通すといいと思います。


宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話




本書は「今いる仲間とうまくいく」ための心構えや方法を、マンガ『宇宙兄弟』に登場する魅力的なキャラクターを通じて解説しています。


本書は、『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』の第2弾で、今回は「仕事を通じて成長する」チームづくりを提案してます。


著者の長尾さんは、まず「チームづくりは、正反対の2人から始めよう」とアドバイスします。アップルの創業者スティーブ・ジョブズとウォズニアックのように、得意と苦手を補い合える「完璧じゃない2人」で支え合うことが理想であり、チームづくりの出発点です。

本書を読んで興味深いのが、「4つのスタイルのリーダーが、それぞれ状況に応じて自分の出番を意識しながらチームをけん引する」こと。




本書を読むと、どんな人にも強みと苦手が存在し、場面に応じてチームを引っ張るリーダー役になれると理解できます。たとえば支援と促進が得意な「ファシリテーター型」は、仕事の結果よりも目的やプロセスを大切にし、自分が先頭に立つことよりもメンバーをサポートする力に長けています。


このほか職人肌で成果を出すのが得意な「マエストロ型」、教えて諭すのが得意な「ティーチャー型」、専門的な知識でけん引するのが得意な「コンサルタント型」があります。

本書ではチェックシートが用意されていて、読者自身が4つのスタイルのリーダーのうちどのタイプなのか、大まかに当てはめることができます。


どんな組織であってもチームであっても、仕事で誰かと誰かがもめるのはある種の必然です。本書は仲間のギスギスに悩む状況から抜け出すヒントを与えるだけでなく、私たちが職場でリーダーとして活躍するきっかけにもなりますので、すごいいい本だと思います。


ということで今週も多くの方に参加頂きました!

また次回は来週開催します!ぜひたくさんの人に参加してもらえると嬉しいです。

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