1月11日読書会で紹介された本TOP3
更新日:2020年5月1日
ということで今週も読書会のレポートをします! 個人的には過去TOP3に入るくらい刺激的な会になりました。
本当にいい本ばっかりでよかったです。 その中で今回は一部ですが紹介したいと思います。
さあ、才能に目覚めよう: あなたの5つの強みを見出し、活かす

この本は、自分の強みについて知るための本としては最も有名な1冊です。 内容としては強みが伸ばせる仕事をした方が、人間の幸福度は高くなるし、 そういう仕事に就くことがよい。
ただ、そもそも自分の強みについて知らないと、強みを伸ばせる仕事に就く以前に間違った方向に行ってしまうよね、ということで、統計的に自分の持っている性格を導き出す質問をすることで、それが5つ出るようになっています。
この本では、あくまでもその性格に対する解説がメインで、実際のテストは付属でついているキーコードを記入して、PCで診断をします。
僕も過去に診断結果を見ましたが、正直当たりすぎてびっくりします。
そして、そのことを知ることができたお陰で、なんでこんな考えを自分がするのだろう?と思った時の回答をサポートしてくれるようになりました。
ちなみに1回のコードでテストは一度しか受けられないので、中古ではなく新品で購入することをお勧めします。
2030年の世界地図帳: あたらしい経済とSDGs、未来への展望

こちらは昨年、落合陽一さんが出した最新の本になります。
最近、電車の中などで襟元にSDGs(Sustainable Development Goals)のバッジをつけている人をよく見るようになりました。2015年の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されて以降、年々注目度は上がっており、いまや企業にとっても避けて通ることが出来ない大事なテーマになっているとも言われています。
そのSDGsを含めた世界について、2030年にどうなっているか?ということを落合陽一さんの視点から解説した本になります。
その中でいくつか話として紹介されていて、一つがアフリカの成長について。 特にナイジェリアとかもそうですが、これらの国はインフラが整っていない分、成長スピードが半端なく早くなります。
最新のテクノロジーが初めから入るからです。
固定電話、携帯電話を飛ばしていきなりスマホ。クレジットカードを飛ばして、いきなりコード決済こういうことが起きるのがアフリカの凄さです。
そして2つ目が、ヨーロッパの凄さについて。
これらに所属する国は、理念や価値観がベースになっています。実際に、SDGsという言葉は元々ヨーロッパ発祥。
また死刑廃止や人道的な権利の主張についてヨーロッパがベースになっています。このように、欧州は経済成長が鈍化しつつありますが、それでも覇権はヨーロッパにあるということがわかります。
このようにSDGsの枠組みを借りながら、世界の問題点を掘り下げると同時に、今起こりつつある変化について語る本で世界のトレンドを理解するためにはとっても参考になると思います。
未来の年表

未来の年表は上述した、落合陽一さんの本の日本版ともいうべき本です。 日本が未来がどうなっていくか?ということについて、人口統計をもとに解説してくれています。
正直、人口減少社会において、危機になることが多いのは事実です。
例えば2030年には、日本の3戸に1戸は空き家になります。
そして、それは地方を中心に加速していきます。また都心についても23区外も人が減少していくフェーズに入っていき、都市の集中が一層強くなります。その時代において、では私たちはどのような行動をしていくべきか?どういうマインドセットでいるべきか? ということを学べる一冊になります。
実はこの推計には続きがあるみたいです。一定の条件を置いた“机上の計算”ですが、300年後には約450万人とのこと。現在の福岡県の人口にも届かない規模ですね。そして西暦
3000年にはなんと2000人にまで減る。
また高齢者数がピークを迎える2042年が日本にとって最も「厳しい時期」となります。
この頃には、「就職氷河期」と重なった団塊ジュニア世代が高齢者となるからです。2040年代初頭というのは低年金、無年金という人がたくさん出てきそうなのであります。一方で「第3次ベビーブーム」は到来せず、団塊ジュニア世代を支える世代は少ない。
「2042年問題」にしても、残すところ25年しかありません。政府は団塊世代が75歳以上となる「2025年問題」への対応に追われ、「2042年問題」にまで手が回っていないのが現状です。
ということで、まずは少子高齢化・人口減少の真実をよく知ることが大事です。
今週は正直めちゃくちゃいい本ばっかりなので、どれを紹介するか迷いましたが、とりあえずこの3冊はお勧めです!
ということで、また来週もよろしくお願い致します。