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1月4日読書会で紹介された本TOP3

更新日:2020年5月1日

明けましておめでとうございます。

昨年はたくさんの方にブログを読んで頂くことが出来ました。


とても励みになっています。

今年も色々な内容を紹介していきますので、引き続きよろしくお願いします!

ということで、早速ですが1月4日で開催された読書会の本を紹介していきます。


アルケミスト




本書は、ブラジル人作家によって書かれた小説です。 なんと「世界で最も読まれた本ベスト10」の第5位に入っているという、めちゃくちゃ名著。


概要としては、羊飼いの少年サンチャゴが夢を追いかけて旅に出て、さまざまな出会いの中で人生の知恵を学んでいくという物語です。


この「アルケミスト」の物語からのテーマの一つは「自分の人生を探求する」ということです。 


「自分の夢や人生を探求して生きるのか、それともそれを諦めて生きるのか?」ということについて、主人公は、何度も選択を迫られることになります。


その中で、彼は自分の周りにいる「自分の人生を探求すること」を諦めてしまった人たちの存在に気がつきます。


例えば、夢を追うことをせずパン屋になった男を見て「結局、人は自分の運命より、他人がどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」ということを知ることになります。

また本書を読み進んでいくと、人生を諦めて生きている人と夢を追いかけて生きている人とでは信じているものや感じるものが違う。そしてそれはどんな言葉を使っているかに表れるということがわかります。


例えば、「この世には、誰もが理解する一つの言葉がある。少年が店で物事をもっと良くしようと思った時ずっと使っていた言葉だった。それは熱中するという言葉であり、愛と目的を持って物事を達成するという言葉であり、信じていることや、望んでいることを追求するという言葉でもあった」


という一文になるように、夢を追いかける人はポジティブな言葉を常に使います。反対に諦めてしまう人はネガティブな言葉を発します。


このように、自分の日々の人生に対する姿勢が、言葉の使い方にも大きく影響します。

本記事では以上になりますが、すごく示唆に富んだ本なので、ぜひ一度読むことはオススメです。


地道力



この本は全国に200店舗、年商200億円の美容グループEARTHを創業した、國分利治氏による一冊です。


福島の工業高校電気科を卒業後、19歳で美容院の経営者になるべく上京した著者が、いかにして従業員3000名の企業グループを率いるに至ったのか、ということを具体的に書かれ

ている内容になっています。


著者は30歳手前までは年収150万円~420万円でしたが、その後独立して複数店を経営することで、年収が280万円~840万円になります。

そして、彼は37歳の時、アメリカの大型美容サロンを視察することで、「大型店」に挑戦します。そこで、年収は一気に1000万円を突破するのです。今では年収は4億円を超えています。


それだけを見ると、すごい才能だな!と思ってしまいますが、やったことはとってもシンプ

ル。


最初の3年間は全く休まずに誰よりも早く出社して、誰よりも遅くまで残って仕事をします。また女性やお酒で問題を溺れる人が多いということも彼はわかっていたので、それも一切受け付けません。


外に出てチラシ配りも、多いときは数万人に対して実施しています。


彼は地道な努力の積み重ねで、独立できるまでのスキルと経験をつけました、ということが本書ではわかります。


ちなみに、そのような結果を出すためには明確な目標を持つことが大事ということも書かれています。その原動力となる目標をまずは設定する、そしてその目標に従って日々、怠らずにやり続ける。


そのモチベーションとなるきっかけになる本かなと思います。


社員の力で最高のチームを作る


この本は、星野リゾート社長である、星野佳路氏が翻訳を務めました。

「この本がなければ、今の星野リゾートは存在しなかった」と言わしめるまでに彼に影響を与えた本だからです。


内容としては、会社としての在り方を「指揮命令的発想」から「支援的発想=エンパワーメント」へと組織を転換していくための要諦が収められています。


「エンパワーメント」という言葉がそこかしこで言われるようになって久しいですが、その実態はただの権限移譲や、エンパワーメントとは名ばかりの業務の丸投げであることが多いと思います。


本書を読むと、真のエンパワーメントとは一体どういうもので、実現までにはどんな困難が待っているか、実現した時に組織はいかほどの力を発揮するのかがよくわかります。


競争が激化し、とにかく素早い意思決定が求められる現代のビジネスの世界において、「社員一人ひとりがオーナーシップに溢れ、顧客との一番の接点である現場で重要な経営判断が行われること」は理想です。


本書はそのために必要な「3つの鍵」と、その鍵を実践するために押さえるべきポイントについても具体的に述べています。

まず、1つ目の鍵は全社員と正確な、そして重要な情報を共有すること。


2つ目の鍵は境界線を明確にして、自律的な働き方を促すこと。


そして3つ目の鍵は階層的組織特有の思考をセルフマネジメント・チーム型思考に置き換えることです。


この「3つの鍵」を組織の隅々で実践できたとき、会社は活気に溢れ、効率化が進み、飛躍的な成長を遂げます。


さらに、本の中では「信念を持って、『従業員を信じる』ことを貫く」こと、そして、そのためにリーダー自らが「変わる」ことを一貫して述べています。


本書はその道筋を分かりやすく示しており、組織変革の必要性を本気で感じている人に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

ということで今週も読書会は無事開催できました。

これからも毎週開催していきますので、今後とも宜しくお願いします!

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