top of page

3/21読書会で紹介された本TOP3

更新日:2020年4月16日

今週も読書会を開催しました。参加人数はおそらく50人くらいだったと思います。本当に楽しいです。


こうして新しい本と出会えたり、優秀な20代の人と仕事だけではなく、様々なディスカッションを通じて新しい創造をすることができる場は貴重だと思います。今後もそういうことを継続していきます。


ということで3冊紹介しますー!


1兆ドルコーチ: シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え



スティーブ・ジョブスはじめ、数々のシリコンバレーの経営者に影響を与えた人物がいます。


それがビル・キャンベル。本書では、優れた経営者であり、史上最高のエグゼクティブコーチであるビルが「何をどうやってコーチしたのか」の描写がされています。彼が元々アメリカンフットボールのコーチからビジネス界に転身したのは39歳。


Appleでマッキントッシュ発売を任されたり、スタートアップだったGoogleを時価総額数千億ドル企業にするのをサポートします。その他にマーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾスなど多くの名だたる起業家をほぼ無報酬で支えてきました。


ビルが言う成功のカギは――オペレーショナル・エクセレンス、ピープル・ファースト、決断力、優れたコミュニケーション、最も厄介な人材から最大限の力を引き出す、優れたプロダクトへのこだわり、解雇する人を手厚く扱う原則、であるといいます。


これが組織においてとっても重要だということを多くの経営者に説いてきました。


またコーチ自身が優れていたとしても、受け入れる状態になっていないと、全く意味がありません。ではどういう資質が大事かというと、正直さ、謙虚さ、諦めず努力を厭わない姿勢、常に学ぼうとする意欲の4つです。

これらの資質があって初めてビルのアドバイスが受け入れられる状態といえるでしょう。そういう意味ではエリックシュミットやスティーブジョブズなどは良いコーチャーであったとも言えます。


このようにコーチを目指さずとも、マネジメントや生き方に何かヒントをつかみたいと思う人には、色々と参考になることが紹介されていると思うので、ぜひオススメです。


天才を殺す凡人職場の人間関係に悩む、すべての人へ




本書は「転職の思考法」で有名な北野唯我さんが書いたものです。


天才は、凡人によって殺されることがあるといいます。そして、これは「大企業がイノベーションを起こせない理由」と同じ構造なのです。


その理由は以下の図を見たらわかると思います。

(北野さんブログ参照)



天才は、秀才に対して「興味がない」ものの、凡人に対しては意外にも「理解してほしい」と思っています。なぜなら、天才の役割とは世界を前進させることであり、「凡人」の協力なしには成り立たないからです。


しかし凡人は、成果を出す前の天才を認知できないため、「できるだけ、排斥しよう」とする傾向にあり、そのコミュニケーションの断絶こそが、天才を殺す要因なのです。そこでコミュニケーションの断絶を防ぐ際に、その中間の人物を置くことによって解決することが可能になります。




まず、「エリートスーパーマン」と呼ばれる人種は、「高い創造性と、論理性」を兼ね備えている人物です。次に「最強の実行者」と呼ばれる人は、何をやってもうまくいく、「めちゃくちゃ要領の良い」人物。


最後に「病める天才」は、高いクリエイティビティを持ちつつも、共感性も持っているため、凡人の気持ちもわかる人のことです。この3人の人たちがうまく立ち回ることで組織がうまく回るようになります。と、組織論としては興味深い1冊になっていますので、ぜひ読んでみてください。


インターネット的



本書は超有名コピーライターの糸井重里さんが書いた本です。まずはじめに理解して欲しいのは「インターネット」と「インターネット的」であるということは、まるっきり違う概念だということ。


糸井さんが本書で書かれているインターネットとは、「伝える仕組み」のことであり、それは人間の生み出す情報という「料理」を、素早くどこにでも届ける「お皿」のようなものであるといいます。これまでインターネットを語る本は、「お皿」と「お皿を運ぶシステム」、「お皿にマークを入れる権利の奪い合い」や、「お皿の数」のことばかり書かれていました。


しかし大事なことは、このお皿に何をのせるのか。


糸井さんは「”お皿にのせる料理以外には何も分からないくていい”という極端な立場でいたい」とおっしゃっており、そこからインターネット的とは一体どんな姿勢であるのかという事を語っています。


現在はそれこそnoteやYoutubeなど、様々な情報をアウトプットするプラットフォームが出来上がっており、より価値観や伝えたいことを多くに人に届けられる状態が進んでいます。


そういうことを考えた時に、今の時代だからこそ再度注目してもいい考え方なのではないか、ということを思います。


ということで今週もたくさんの本を紹介してもらいました!次回も来週開催します!また参加お待ちしています^^

閲覧数:1回0件のコメント
bottom of page