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成功の秘訣は“昼寝”にアリ? 偉人たちの「ユニークな仮眠法」─アリストテレス、アインシュタイン、ダリ…【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.143】

歴史上には、仮眠をとることで有名だった偉人が多く存在する。第二次世界大戦中にイギリス首相を務めたウィンストン・チャーチルは、当時、午後の早い時間に少なくとも1時間昼寝をしたと、戦時中の回想録で書いている。


「人間は朝の8時から深夜まで、深い眠りでリフレッシュすることなしに働きつづけることはできない。たった20分眠るだけだとしても、体力を回復させるには充分だ」

画家のサルバドール・ダリは著書『ダリ・私の50の秘伝』において、彼が実践していた「瞬間的な昼寝」の方法を記している。その方法とは、椅子に座ったまま、鍵を手に持ち、その下にひっくり返したお皿を置いておく。眠ってしまうと、鍵が手から落ち、カランカランと音が鳴り、すぐに目覚めることができる、というものだった。

アインシュタインもダリと似た方法を実践しており、彼の場合、鍵ではなくスプーンや鉛筆を使っていたという。


アリストテレスもまた、この眠りに落ちる直前の、半覚醒状態を維持するような仮眠法をとっていたようだ。彼はインスピレーションを受けるとしてこの方法を称賛しており、なぜ完全な眠りに落ちるべきではないかを次のように説明している。


「多くの場合、人が眠りに落ちているとき、その意識のなかには『これは夢に過ぎない』と我々に訴える何かがある」


レオナルド・ダ・ヴィンチは、モナ・リザの制作中、1日に2時間しか睡眠をとらなかった。彼は「ウーバーマン睡眠サイクル」と呼ばれる、4時間ごとに20分の仮眠をとるという多相睡眠を実践していた。


大統領や首相のお昼寝習慣

第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディは、妻のジャッキーとランチ前に昼寝をする習慣があった。その間、ドアは閉められ、電話は鳴らず、一切の書類が届かないようになっていた。当時、ホワイトハウスの主任警護官だったJ.B.ウェストは、「どんな理由であれ、(昼寝中は)誰も大統領夫妻のいる階には上がることができなかった」と述べている。


また、バイデン大統領の就任演説中にウトウトしていたビル・クリントンは、かつてこう言った。「睡眠が少し不足しているときは、15分か30分ほどこっそり横になる。それが本当に大きな違いを生むんだ」 一方で、ロナルド・レーガンは自らの昼寝の習慣を恥ずかしく思っていたようだ。彼は「怠け者」のイメージが広がるのを恐れ、昼寝をしているという噂を否定した。


「鉄の女」として知られる元英首相マーガレット・サッチャーは、夜の睡眠時間が4時間で、昼間はうたた寝の誘惑に抗えなかったという。


国立公文書館に保存された文書によれば、サッチャーはよく、公用車の後部座席でうたた寝をしていた。周囲の役人たちは、彼女の乗った車が急停車し、うたた寝中の首相が負傷するのを非常に心配した。そこで彼らは対策として、サッチャー首相にぴったりフィットする特別なヘッドレストを作ったという。

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