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執筆者の写真Shunta Takahashi

新卒から3年間のロスは6年間のロス

大学卒業した新卒の社会人にはそれぞれ切符が渡される。そして乗り物と行き先が決まっている。

例えばOO商事だったら南アフリカ行きのチケットを渡され、OO銀行だったら北海道行きのチケットだ。

その切符を渡された新社会人の人たちは会社の切符に従って、その行き先を目指していく。中にはその切符に従って具体的にそこに何があるのかわからないまま進んでいく者もいるかもしれない。

とまあ、何を言ってたんだ?こいつは。と思われるかもしれないので、ここで解説しておくが、今述べた内容というのはまさしくレールの上を走る社会人キャリアのことである。

新卒で企業に入った瞬間に行き先が決まってしまう。そこが自分の求めるところかどうか関わらず。ということを考えたときに自分自身で道を切り開いていきたいと思う人はいかに早くそのレールから外れることをする必要があることがわかるのではないか?

なぜなら何もしないで時が経つと、自分が行きたい方向があった時に、そこと方面が違った場合は段々離れていきキャッチアップが難しくなるから。


3年のロスを取り戻すのには6年間かかる


多くの人は失った時間を取り戻す=その時間分が損をしたと思うかもしれないが、キャリアについて言えばその倍の時間をリカバリーに費やすことになると思う。例えば新卒で3年間銀行に勤めた人が、このままではヤバイ!って思って違う道を模索したとする。その時に銀行で培ったクセが抜けるまでには3年間かかると感じている。

もっと大局的に、給料をもらって会社に行くという生活を5年続けていたら、仕事の成果に応じてお金を貰うのは普通だよねっていう感覚になるまでにかなりの時間が必要だ。

ということを考えた時にいかに早く軌道修正をすることが重要になって来るのだが、じゃあどうやって軌道修正をすればいいか?というのが次の議論になる。

それについてはまず、自分自身が乗り物と地理を理解することが大事だ。

なぜならアルゼンチンという国を知らない人はその国に行きたいと思うことは絶対にないし、飛行機という手段を知らない人は電車で通える範囲のところにしか自分は行くことができないと思うからだ。

つまり自分が得たいものやゴールは「知識」の範囲内でしか思いつかない、そしてそれを達成するための手段も結局「知識」の範囲内でしか思いつかないのだ。

それゆえ、自分の見える世界を広げていくということがとっても大事になってくるのである。


目の前の乗り物を選択する前に注意すること


だから若いうちはできるだけ自分の視野を広げた方がいいと感じているし、それを見極めてから自分が「これだ!」って思うのに注力した方が急がば回れではないが、近道になる。

しかし自分も過去そうだったが、目の前に人から憧れられるような乗り物が置いてあると、ついそれを選択したくなる。自分が本来行きたい場所には絶対いくことができないとわかっているのに、世間受けがいいという理由で選択するのだ。

でも、それを選んだ結果として思ったよりも人生における満足度が低いというのに気付くと思う。遅かれ早かれ。

僕は入社して半年経った時に、いい会社に入ってモテはやされても意外と虚しいなっていうことを感じた。この感覚は絶対誰でも持つようになると確信している。

だから隣の芝生が青く見えてしまう中で、いかに自分自身が本当に大事にしているものは何 か?ということを考え、同時に視野を広げていくことが重要なのではないだろうか。

そうしないと失った時間の倍の時間を取り戻すのにかかってしまうのだ。


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