「休日に遊びに行く友達も、気軽にメールできる相手もいなくて孤独です」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.185】

今回のテーマは「孤独感」です。まずは、「孤独」が何であるのかをはっきりさせたいと思います。

「自らが選ぶ孤独」と「強制された孤独」は違います。内向的な人は、孤独を求める傾向にあります。でもそれは「自らが選ぶ孤独」です。「強制された孤独」とは、一人でいたくないのに孤独を感じてしまうことです。


「孤独」というと、一緒にいる人がいないことだと考えがちですが、そうではありません。スペイン国立統計局の調査で、興味深い結果がでました。

シングルで孤独を感じている人と、パートナーがいながらも孤独を感じている人の割合がほぼ同じだったのです。誰かと一緒にいながら、寂しくなってしまう。こちらのほうが、より破壊的な孤独です。

どうして自分で選ぶよりも、強制された状況のときにほうが孤独を感じるのでしょうか? そして、どうして孤独が苦しみをもたらすのでしょう? 

それは、ほかの人間との接触が単に希薄になっているからだと思います。一人でいてもパーティーにいても、「誰かと繋がっている」と感じることができないことはあります。ここでいう「繋がり」とは、深い繋がりのことを指しています。

私たちは他人を見ながら生きていることがよくあります。自分たちに割り当てられたコンテクストのなかにいるのです。良いパートナーであることや良い親や子供、良い兄弟、良い同僚であること、そんな役回りです。


けれど、自分が本当に望んでいることが反映されていないことがほとんどです。そのなかで生まれる不確かさが、誰かと一緒にいるときの孤独に繋がります。

孤独とは、警戒する感情だと思います。つまり、その関係が深いものではないことを教える、「警報」の役割を果たしているのです。まずは耳を傾けることです。


警報は決して心地良いものではないので、不快感を伴います。でもそれと同時に、自分の人生に深い繋がりが欠けていると気がつくことができるなら、それは良いことです。

孤独に感じる時期

では、今回のまとめに入っていきましょう。

孤独とは単に、あなたに深い繋がりが欠けていることを教えてくれる警報に過ぎません。それ以上のものではありません。


孤独を感じるからといって、あなただけが理解されていないわけではない。誰しもが、何度もこのような経験をしたことがあるのです。


寂しいと感じるのは、質の高い関係を築くことができていない証です。でも、誰にだって起きることなので、心配することはありません。真の人間関係を手に入れることで孤独を癒していけばいいのです。


私たちは、「自分は唯一無二の存在である」「理解してくれる人がいない。ゆえに自分は孤独を生きている」と孤独を美化するロマンチシズムに影響を受けた文化に囚われているのだと思います。でもそんなものは幻想です。


他人について考えてみてください。人の孤独は、それほどロマンティックに見えないものです。孤独を感じるのは、人間関係が移り変わっているというだけなので、心配することはありません。来年には、あなたが望むならば、再び多くの人と深い関係を結べているはずです。

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