2~3年前からFIREという言葉が流行ってから多くの人が投資に関心を持つようになり、若い人の多くが株式投資などを含めた資産運用を始めている(気がする)
この傾向を見て僕としては、ようやく日本人にも貯蓄信仰が解かれて投資の重要性を認識するようになったんだなっていうことを感じているのだが、その一方で投資を手段にお金持ちになろうとしている人たちに対して、「それは無理だよ」っていうことを言いたい。
それは投資を始めるのに元本が必要、知識がいるなど、一般的に言われているが、それは一つの側面でしかない。
それ以外にもお金持ちになるための必要な条件を揃えることができないからだ。
その点について今回は解説していきたいと思う。
投資はお金持ちになってからするべきもの言える理由
その理由の一つ目は、お金が入ってくる仕組みは事業を実際にやらないとわからないからだ。
僕自身、新卒で金融機関に入っていたのでお金のことや仕組みはある程度知識として持っている自負があった。ただ実際に事業をすると、全然自分は分かっていなかったということを常に実感していたように思う。
こればっかりは正直、経験した人にしかわからないので、会社員で自分で商売したことがない人は「ふーん」くらいに思ってもらえればいいだろう。
二つ目が情報(人脈)だ。
投資に値すべき案件というのは基本的にお金を既に持っている人たちの間で取引されるものだ。
冷静に考えてほしい。一棟10億円のマンション20室があるとして、もしあなたがそれを誰かに売るとなった際に一番効率がいい販売手法は??
それは、10億円を一括で購入してくれる人を探すことだ。ちなみに10億円をポンって出してくれる人は大体経営者か資産家の人だろう。
ただ、もし10億円を払って一棟買いたいっていう人がいなかったらどうするか?それは小口化して、金融知識がないサラリーマンに売りつけることだ。
つまり会社員にくる人たちにやってくるような投資話など基本的に詐欺に近いものでお金持ちが手を出さなかったものでしかない。
その中で奇跡的に儲かる案件があるかもしれないが、それは投資ではなくギャンブルだ。
まあ自分がギャンブルをしているということが分かった状態で選択しているのであれば話は別だが、、笑
最後が資金。
当然投資には資金が必要になるのであるが、皆さんは今まで最終的に得たいお金と期限から逆算して毎月の積み立て金額を算出したことはあるだろうか?
僕たちにくるような話で一番まともなもので、2~3%の利回りのインデックス積み立てになるだろう。その利回りで仮に1億円を30年で得たいと思ったら毎月の積み立てがいくらになるか?シミュレーションしてみたらいい。
そうなった時に今の会社員での給料で果たして実現できるかどうかは一瞬でわかるはずだ。
投資でお金持ちになった人たちに共通する点
最後に主観が入ってしまうので自分の意見になってしまうのだが、僕が今まで見てきた人で運よくビットコインなどの仮想通貨や不動産で売却益を得てお金持ちになった人たちに共通するのは、人間として尊敬できない人たちが多いし、目指したいとも一ミリも思わなかった。
逆に自分で苦労しながらも商売で豊かになった人たちの多くは人間性や考え方を含めて学べるものが多いし、尊敬できるなっていうことを感じている。
僕は大学に入った時に自分の中での人生における安定を定義した。 それは「どんな時代になっても稼ぐ続けられる思考、行動」というものだった。 そして、それを目指すことを決断した時に投資でお金を手に入れることは安定にはならないと分かった。なぜなら再現性がないからだ。
それなので、もし投資でお金持ちになろうと思うのであれば、それは無理。事業で作ったお金の余剰を投資に回す以外で幸せにはなれないよ、ということを言いたい。
楽してお金を得ても、後で大きなツケが返ってくることをぜひ理解してほしい。
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