多くの人は時間よりもお金を大切にする傾向があるけど、これってよくよく考えてみると非常に合理的とは言えない選択をしているなっていうことを感じてしまう。
なぜならお金は自分の努力次第で無限に増やすことができる。けれど時間は大体80万時間くらいって決まっている(寿命の差こそあれ、突然死でない限りはそこまでの違いはない)。
ということを考えた時に、ベットボトルに入っている水をお金と仮定すると、これについては途中で補給をすることができるが、時間が入っているペットボトルについては一切の補給が許されないし、しかも一定のペースで減っていく(つまり節約ができない)。
よく時間の節約という表現をする人がいるが、時間は節約できない。なぜなら自分の努力とは関係なく一定のペースで流れていくから。
そう。時間というものはトレードオフだ。何かに使えば、何かに使えなくなる。
それに対してお金はバッグに使っても、また稼げば服にも使える。
そう言った意味では時間の使い方こそ真剣に向き合うことが大切だ。
なぜ時間の重要性を理解できないのか?
でもそんなに大事なものだったらなぜ多くの人はその重要性を理解できないのだろうか?この点についての答えはすでに出ている。
時間については恵まれた状態で生まれてくるから、使い方が雑でも何も問題なく過ごすことができるからだ。
逆にお金は少ない状態からスタートするので、その際に自分で使い方を工夫するようになる(一部の人は散財するけどね)。
つまり若いうちは時間が有り余っている(ように見える)。故に、時間が刻一刻と減っているにも関わらず「まだ時間に余裕があるな」っていうことで、危機感が湧かない。しかし、ある年齢になった時に「意外と人生は短い」と悟る瞬間がくる。
そうなって初めて、時間の重要性を認識する。ちなみにその悟りは個人によって違う。10代で気付く人もいれば50代になっても気づかない人がいる。
それなので20代からでも、時間の重要性を認識することができるし、気づくのは早ければ早い方がいい。
自分の死をリアルに想像すること
そのためには自分の最期としっかりと向き合って、そこから逆算すること。 人は死ぬということをリアルで体感すること。そうすることで人生は短いということを考えることができるし、後悔しない人生を送るためには?ということを思想を持つことができるだろう。
僕の場合はまだ身内で不幸になった人がいないけれど、経営者の自伝を読みまくった時に、自分の年齢ですでに大成している人もいる!ということを思った時に自分は若くはないということを感じた。
また幼少時代は忙しい日々を送って分単位の行動をしていたので時間の重要性も理解することができた。
それなので誰でも時間がない!という状態を経験すれば、その重要性に気付けるはず。ぜひ、今一度自分と向き合ってみるといいのではないだろうか?
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