どんな時代になっても不変的で永続的なスキルはなんですか?と聞かれたらあなたは何と答えるだろうか?
逆にそれを若いうちから身に付けることの「価値」について考えたことはあるだろうか?
僕の20代のテーマは、いつでもどこでも必要とされる人材になる!というものだった。これは大学1年生の時に「安定とは?」という問いに対して自分なりに考えて行きついたものだった。
そして、次の質問として「いつでもどこでも必要とされる人材になるには?」ということがあった。僕は色々とその点について考えて、ようやく最近答えを出すことができた。
それはリーダーシップとコミュニケーション力だ。
人間が人間である限り・・・
その答えに行き着くにあたって、「いつでもどこでも」という言葉の意味をよく精査した。すると「人間が人間である限りなくならないものはなんだ?」っていう新たな問いが生まれた。
となった時に、僕の答えとしてはリーダシップとコミュニケーションなのだった。
リーダーシップは色々な考え方があるので、この記事の中での意味を定義しておくと、「ゴールから逆算して必要な条件を満たす能力のこと」だと思っている。
例えば社会人1年目だったとしても、チームの業績を達成するために落ち込んでいるメンバーに積極的に話しかけていったり、あるいは自分が分からない分野があった時にすぐに専門家に電話一本で聞けるような関係を築いたりすることだ。
これはリーダーではなくても持つことができるものだし、自分の意識が大事になってくる。
そして、このスキルがあれば外国へ行っても事業を展開できるし(外国語を話せる人を味方につけたり)、どんな状況でも条件を満たす為に働きかけができるだろう。それゆえ凄く価値がある。
なので外資系企業の就活の面接では必ずと言っていいほど「リーダーシップ」についての経
験を求められる。
またコミュニケーションについても同様に人が存在する限り、人を動かす力というのは凄く
重要だ。
要は感化させるということになるのだが、自分と接することで相手の意識や行動が変わるような存在になったら凄く強いと思う。
またこの能力は磨けば磨くほど上達するし、また人はテクノロジーがどんなに進化しても根本的な欲求や性格は変わらないので、若いうちに身に付けることができれば、これほど武器になるものはないと感じている。
定量的に測れないものだからこそ
でも、これらは自分自身で客観的に人と比べてどれくらい優れているか?などを正確に測ることが難しいので、日本人で若い年代の人は特にそこに対して重要性を感じているように思えない。
どちらかというと、TOEICとかエンジニアとしてのスキルなど、客観的に判断できるものの方が世間で評価されるので大事だと感じてしまう。
確かにこれらは身についているに越したことはないし、今の段階では評価されるものかもしれないが、だがこういう定量的に測れるものは往々にして機械や、国境を超えて自分たちよりも安い労働力に取って変わられることになる。
ということを考えると、やはり定量的に判断はできないけど、なんか違うよねって思われるようなものこそ、これからは大事になってくるのではないだろうか。
だから、よく自分には知識も経験もスキルもないからできない、という人がいるが、僕としてはそんなの趣味の問題で、あなたよりも遥かにそういう点で劣っている人でも結果を出しているよっていうことを言いたかったりする。
それなのでもし本当の意味での「安定」を手に入れたいのであれば、僕はぜひともリーダーシップとコミュニケーション能力を高めることを推奨したい、と感じるのである。
Comentarios