top of page
執筆者の写真Shunta Takahashi

忙しくて心に余裕がないときに、創造性を取り戻す方法【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.114】

現代では、性別にかかわらず、私たち全員が生活や仕事のなかで、隙間を空けておくことに我慢ができなくなっています。隙間、あるいは、ポーズとは、生活や仕事のなかで予定が決まっていない時間帯のことです。空白にしておいて、そのときに何をするか決めるタイプのひとときです。

現代では誰もが他人と常に繋がっていて、おかげで心は常にざわついていて、スケジュールも詰まっている。


私たちはシームレスにさまざまな活動に移ることに慣れてきていますが、私たちの時間がさまざまなものによって侵略されていることに変わりはありません。メール、会議、絶えず近くに存在するスマートフォンなどによって、自分の時間を奪われています。クリエイティブな人々や、高い志を持つ人々にとって、大きな問題です。こうした人たちが考える時間を持てないと、人生やビジネスが必ず損害を被るからです。


「完全無欠コーヒー」を2週間飲み続けた記者は「食欲」から解放されたのか?


Facebook、Instagram、Twitterをチェックする。たくさんの情報を消化する必要があるけれど、問題なし。あなたは速読に長けているからです。


その後、会議に出席して、次の会議に出て、やっとランチにありつく。その後、ちょっとだけホットヨガに行く。次にレストランで打ち合わせがある。こうしているあいだ、ずっとトイレにいく時間もない、という。


これが現代の私たちの働き方です。まさにスーパーヒーロー。私たちは毎日、こうやって暮らしており、こうやって何かを生みだしている。


私の人生、とくに仕事では 自分の時間の100%をこのテーマに捧げてきました。不必要な忙しさと、その正反対にあるポーズについて研究し、相談し、講演しています。ポーズとは、慌ただしくも低価値の活動の一部を取り除いたときに解放される美しい時間のことで、こうして新たに獲得したキャパシティのことを、私たちは「ホワイトスペース」と呼んでいます。


ホワイトスペースとは

ホワイトスペースとは、活動の間に取る戦略的な一時停止のことです。とても慌ただしい一日の活動の合間に潜む、開放的で柔軟で流動的な美しい時間であり、他のすべてのことに火を灯すための酸素でもあります。

ホワイトスペースという名前の由来は、文字通りスケジュールの空白部分です。通常よりもスケジュールの空白が多い日は、他の日とすべてが違っていて、すべてがうまくいっていて、より冷静に、自信を持って、忍耐強く、存在感をもって行動できることに気づいたのです。

明日のどこかに、ホワイトスペースの予定を入れる。そして、一日の中で最も重要な時間として扱う。自分自身との貴重な時間であり、もっとも有効に使われなくてはいけないからだ。その後は、ホワイトスペースを毎日のルーティンにする。それによって前頭葉が再編成され、効果的に活動できるようになるだろう。以前より効率的な神経処理が行われ、生産性と創造性が向上するはずです。

イベント参加はこちらから。


閲覧数:1回0件のコメント

Comments


bottom of page