日本の“駄菓子”にフランスから注文が殺到─コロナ禍で始めたビジネスが大成功したワケ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.80】

日本の駄菓子やスナック菓子を売る「東京スナックボックス」というサービスが、フランスで予想外の成功を収めている。サービスを立ち上げたのは、在日5年目のフランス人バティスト・ドゥラノワ(24)。東京の大学に留学するために来日し、現在はフルタイムの仕事をしながら、副業として駄菓子販売ビジネスをおこなっている。


サービスを始めたきっかけは、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大だった。5月に予定していた帰国がかなわなくなったため、バティストは代わりに日本のスナック菓子や駄菓子を家族に送ったのだ。


両親はフランスにはない、めずらしい味わいに驚いた。

両親に好評だったため、バティストはフランスに住む友人たちにも日本の駄菓子を送り始める。コロナ禍で旅行に行けない今、日本の味を手軽に楽しめる駄菓子は友人たちにも大人気で、2020年9月、バティストはこれをビジネスにすることを思い立つ。こうして始まったのが「東京スナックボックス」だ。


現在、ウェブサイト上で「キットカット・ボックス」「うまい棒ボックス」「コンビニ・ボックス」の定番セットに加えて、毎月25種類のお菓子が届く「マンスリー・ボックス」、最近では顧客からのリクエストで、アニメなどのキャラクターのお菓子を詰め合わせた「マンガニメ・ボックス」などを販売している。

人気のお菓子は?


フランスといえば、高級食材や美食のイメージがあるが、日本の駄菓子はどう受け止められているのだろう。バティストは次のように分析する。


「フランス人もスナックは好きですが、日本の駄菓子が売れるのは、ちょっと変わったものだからです。フランスでは絶対に見つからない商品を試せることが、東京スナックボックスの成功の秘密です。しかも、フランス人は日本が大好きです。だから余計に魅力的なのです」


バティストによれば、フランス人に1番人気のお菓子はキットカット。海外にはない多様な味わいが人気だ。

続いて、第2位は意外にもメロンパン。

「それから、メロンパンが好きな人も多いです。個人的には、どうしてこんなに人気なのかよくわかりません。甘いブリオッシュみたいで、フランスにあるものとそう変わらないように思います。ですが、日本を象徴する食べ物でもあり、日本文化好きを惹きつけています」

バティストのおすすめはうまい棒だ。

「うまい棒をまったく知らなかった人たちに、だんだん知ってもらえるようになりました。ファンは日に日に増えています! 味の種類がたくさんあり、軽くて食べやすいので、スナック好きに人気です」

「東京スナックボックス」はビジネスとしても順調で、現在、1ヵ月の売り上げは130万円ほど。4月には300箱を売り上げた。さらに5月はフランスの無料日刊紙「20ミニュット」などのメディアで取り上げられたこともあり、注文が急増。500箱以上を売り、1ヵ月で250万円近くの売り上げを出した。


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