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執筆者の写真Shunta Takahashi

人生が決まっていることに向いている人

更新日:2020年5月1日

先日、マザーズ上場企業の創業者の方があることを言っていて、ふと自分の社会人1年目のことを思い出した。


何を話ししていたか?というと、彼が社会人1年目の時に研修でこう言われたそうだ。

「普通の人は30歳で年収500万円になって、ちょと早く出世すると550万円になる。で、毎月OO円の支出に抑えると35歳くらいでマンション買えるけど、使いすぎると年金暮らしでも厳しいから支出を抑えないといけないよ」


この話を聞いた時に、自分の人生は今の会社に入った時点で決まっているじゃん!って思い、起業を決意したそうだ。


このことをさらっと言っていて、自分も新卒でオリックスに入った時点で20代で2,000万円は稼げないっていうことが決まったんだな、と感じた瞬間があり、すごくテンションが下がった記憶がある。


それはお金が稼げない、ということではなく自分の能力や才能に関係なく、収入の上限が決まってしまっているということがショックだったからだ。


逆に、決まっている方が安心する人


とはいえ、少なくない人が決まっている方に安心を求める人がいることも分かっていた。


なぜなら大学3年生の時に伊藤忠の先輩にOB訪問で相談しにいった時に、この会社のいいところは何ですか?って聞いた時に「OO歳でOO万円もらえるっていうことが決まっていること」ということを言っていたからだ。


確かに、住宅ローンとか教育にお金がかかることをを想定するのであれば、収入が見えることっていうのはすごい大事なことだ。


家を買ったら数千万円の借金が発生する中で、安定しない収入の状態でいることは相当なメンタルが必要だろう。


また僕も経験している中で感じることとして、一度会社で安定した給料をもらい続けるという習慣が身につくと中々そこから抜け出せない。

うまく行かなかったら、、ということでビビるし、そういう世界に身を置くということを想像することすらできなくなる。


それなので、毎月一定のお金が入ってかつ、それがいつ上がるか?まで分かっている会社に入りたいと思う人がいることも理解できる。 (個人的には今の時代はそんな会社ないよ、って言いたいけどね笑)


大事なのは、価値観に沿った選択をすること


とはいえ、僕はやっぱり価値観として「公平さ」ということを非常に重視していたので、実績を出した人とそうでない人の報酬の差がないのは耐えきれなかったし、先に会社に入ったというだけで給料が高くなるシステムに不満しかなかった。


また自分自身も年齢を重ねたら、先輩や上司と同じように高い年収になっていくという時代じゃなくない??っていうことが、本を読んでふと気づく。


というかそもそも、実力に見合っていない給料なんかいらないわ!っていうことを感じるようになったので、完全実力主義の世界に突入するようになった。


ただ収入は青天井だけど、場合によっては0、最悪マイナスの可能性がある人生を選ぶか、確実に給料が一定はもらえる事は確実だけど、お金持ちにはなれない人生になるか。それは個人の価値観だ。


確実な事は、お金のリスクを背負わずに青天井の収入を得ることは不可能だということ。

それを認識して働いているかどうか?ってすごい大事なことだと思う。


一番不幸なのは、本当はそんなはずじゃなかった、、、という気持ちで中高年に突入することだから。


45歳でリーマンショックみたいな危機が起こって、自分が早期退職の対象になったら、死んでも死に切れない。


それなので、常に自分が選択したもので失ったものは何か?ということを意識しながら、後悔のない人生の連続を歩んでいってほしい。

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