僕自身、読書を習慣にしてから15年近く経つが、その中で往々にして陥る罠というか注意しないといけないポイントがあるな、ということを感じている。
ちなみに、これは自分自身が読書会を主催している中で色々な方からお薦めの本を紹介される過程で気づいたことでもあり、誰でも当てはまる内容ではないか?ということを感じている。
読書は活用次第では人生をひっくり返せるほど有効な手段であり、個人的にはこれほどコスパがいいものってないよねと言い切れるくらい、しない理由はないと思っている。
それゆえ読書法を身につけていくならば、できれば効果的であるに越したことはない。
文は一つでも文脈は無限大
人間というのは便利な生き物で、見たい現実しか見えないという特徴がある。
これは読書においても例外ではなく、自分が過去に読んだ本を他の人から感想を聞くと、そんな場面あったけ?って思うようなことが多々あるし、また自分が本を読み返すと1回目とは違う文が目に入るということが往々にしてある。
例えば、10年前に書かれた本に「2020年前後に感染症が世界中で流行ってパンデミックになるかもしれない」と記載されていた。それを10年経った今読み返すと目を向けるが、当時読んだ時はそんなことが書いてあることを忘れるどころか知りもしなかった。
このように自分が見ているものが必ずしも全てではない、という事態は誰でも経験することだろう。
しかしそれだけでない。
実際にアウトプットをしたり、アウトプットしている人の話を聞くと分かるが、人によって同じものを見えていたとしても違うインプットになるということがあるのだ。
つまり、人によって解釈は無限大になるので、それゆえ「本」で書かれている意図とは全く違うことを自分自身が捉えてしまう。
ホリエモンがYoutubeで今の日本人は文字は読めるが、文章を読めない、ということを話ししてたが、まさしくこのようなことが起こるのである。
解決策はフィードバックしかない
では、どうしたら著者の意図から外れないような捉え方をすることができるようになるか?
それについては、僕自身の経験からの回答になるが、①フィードバックを得たり、②自分よりも正しく物事理解できる人の思考を真似る、しかないと思う。
フィードバックというのは、要は他の人の視点である。
これを得ることで、自分自身の捉え方が偏っているか?を修正する手立てになる。 ちなみにフィードバックしてくれる人は大事で、①抽象的に物事を考えられる、②幅広い分野に関しての知識がある、③中立的な考えができる、条件を備わっている人がいいと思う。
そして、そういう人たちが同じ本を読んだときにどう解釈しているか?という思考の部分を真似ることで、他の本を読んだときに同じような思考法を実践できるようになる。
まあ真似ればいいとは言っているが、これがすごく時間がかかるし、めちゃ難しいので、、、ぜひ根気強く実践してもらいたい(最速で真似ることができる方法については別の機会で解説できればと思う)
Comments