top of page
執筆者の写真Shunta Takahashi

転職・異動して急に成果が出なくなる人

最近、ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」という本を読み直して、色々と感じることがあった。


その本では知識労働者の時代において、どのような人間が求められるか?ということや、テクノロジーと労働の関係など、非常に興味深い考察が多かった(特に印象的だったのは、パソコンが出てきたときは事務員の仕事はなくなると思われていたが、パソコンの台頭で事務作業が増えて事務員の数はむしろ増えたというところ。今のAIも同じこと言えるやんって。)

その中でふと気づいたこととして、これからの時代の流れの中で職種や職場が変わる人がますます増えてくると思うが、新しい環境で活躍できる人とそうでない人の違いは知っておいた方がいいなって思うようになった。

自分の仕事を再定義することが求められる

僕がかつて在籍していたIndeedという会社には、様々な業界で実績を残した人がいた。メーカー、金融、IT、人材など業種は様々だ。

その中でも、前職で結果を出した人が転職しても結果を出し続けることができている人もいれば、鳴り物入りで入社したものの鳴かず飛ばずになってしまった人もいた。

その違いは何か?ということを考えた時に、一つだけ言えることは自分の仕事の再定義だということ。

よく中途採用は即戦力が求められるということで、過去の仕事でやったことを新しい職場でもそのまま使うイメージがあるが、それだと成果が出ないことが往々にしてある。

なぜなら新しい職場は前の職場と全く同じではないから。

つまり「新しい職場で成果を出すにはどうすればいいだろうか?」ということを考えて、行動や得るべき知識やスキルを棚卸しする必要がある。

実際に活躍していた人は業界が未経験で入社してきた人の方が多かった気がする。彼らは業界未経験ということで真っさらな状態で入社することができたからだろう。逆に前職が人材で、その時のやり方を踏襲していた人はなかなか結果が出ていなかったと思う。

これは過去の経験を使うな、ということではなくて、実際に新しい職場で成果を出すには何が求められるか?という新しい問いを立てた上で、今まで培っていたスキルが武器になると思ったら、それを存分に使えばいいだけの話。

でもそれが逆に仇となる思ったのであれば、捨てる覚悟が必要だ。 一番の問題は、そういうことが必要だ!って認識していないこと。

棚卸をして考える時間を取らなかったことだ。


変身資産をどれだけ持っている??


ということを考えた時に、ライフシフトで紹介されている変身資産を持つことはとても大事だということがわかる。


自分自身を柔軟に変化させることは今後は資産として非常に重宝されるようになるだろう。 人はリスクを回避したいと思う生き物なので、うまくいかない状態が続いていても、それを変えることによってもっと成果が出なくなったらどうしようっていうメンタルになり中々自己否定することができなくなる。


ただこれからは、それができないと全然ダメ!な社会人として過ごすことになるので、ぜひ今のうちから意識して働くといいだろう。

閲覧数:3回0件のコメント

Comments


bottom of page