乗客の忘れ物から「牛糞ケーキ」を2つ発見してしまった米空港職員【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.51】

インドでは、牛が称賛や論争、珍ニュースの的になることも珍しくない。米メディア「ヴァイス」は次のように報じている。


「牛はヒンドゥー教徒にとって神聖な動物で、その尿や糞には恩恵が詰まっていると考えられている。同国の大臣たちも『牛の乳が黄色いのは金を含んでいるからだ』『牛の尿を飲んだら癌が治った』などと怪しげな主張をしている」


「しかしこの度、エア・インディア航空の乗客が牛のウンコを次のレベルへと上昇させた。文字通り、上昇させたのである」


なぜアメリカで牛糞が話題になっているのか。英「インディペンデント」によると、アメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)が次のように声明を出している。


「これは決してタイプミスではない。CBPの農業専門家は4月4日、エア・インディア便の乗客が検査場を通過した後に残されたスーツケースの中から、2つの牛糞ケーキを発見した」


不審な牛糞の塊が発見されたのは、ワシントンDC郊外にあるダレス国際空港だ。職員らは扱いに困惑したものの、最終的には税関職員がふたつの「サプライズケーキ」を破棄したという。

牛糞ケーキはインドで強力かつ安価な燃料として使われているが、これによって「口蹄疫(家畜伝染病の一種)が広がる可能性があるため、持ち込みは禁止されている」と前出の「インディペンデント」は指摘する。口蹄疫が一度でも検出された場合、当局が病気を根絶するまで、国際的な家畜貿易を完全に停止せざるを得ない状況になる可能性があるからだ。


実際イギリスでは2001年に口蹄疫が発生し、感染拡大を防ぐために600万頭の牛や羊が殺処分されている。農業や農村観光による収入が激減し、イギリス経済に80億ポンドもの損失を与えるという悲惨な事態を招いたのだ。


しかし、牛糞がこれほど話題になったのは直近で二度目だ。インド・グジャラート州で、一部のヒンドゥー教徒の男性らが「週に一度、牛の糞と尿で体を覆うことで免疫力を高め、新型コロナウイルス感染症に打ち勝とうとしている」と報じられ、大きな話題になった。

インドの医師たちもこれには唖然とし、そうした習慣には「まったく科学的な根拠がない」「牛糞が他の病気を蔓延させる可能性がある」と警告している。

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