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知識にレバレッジをかける

更新日:2020年4月19日

時間は24時間365日、平等に与えられている。 これについては多くの人は認識しているし、頭ではわかっていると思う。


でも、全く同じ時間の条件にも関わらず、10年、20年と時間が経つごとに人の生き方に差が広がってくる。


なぜだろうか? 答えは簡単。1日の時間の使い方が全く違うから。


成果を出したり、大成するには人と同じ行動を取っていても達成することはできない。人よりも多くの成果が出るための行動を起こさないといけない。


そして、そのためにはいかに自分にレバレッジをかけることができるか?と問うことが大事だと思う。


時間を最大効率させている人は、その思考を常に意識しているからだ。


常に自分1に対して2、3を意識できるか?


レバレッジとは日本語では「テコの原理」と訳されることが多いが、ここでは「より少ない労力で多くの成果を出すための行動」という風に定義したい。

その中で自分にレバレッジをかけることが大事だ。


例えば肩書きのレバレッジ。 もし自分が大手企業にいたら、その看板を使って普段自分の名前では会えない人に接触することができる。


自分の実力だったら10年かかるようなところを会社の肩書きで1年でいくことができるようなケースだ。

また同じような文脈で上司のレバレッジも効果的だ。

僕は社会人1年目の時に上司から、上の人の役職を連れていくことで、相手の担当も決裁者に直接アプローチできるから、同行の予定をたくさん入れろ。ということを言われた。


これは確かに上司の肩書きを使って、アプローチしづらい役職の人に対して接触できるチャンスになる。


知識のレバレッジをかけることがすごく大事


その中で僕が一番、意識しているのが情報と知識にレバレッジをかけること。

例えば自分がAという分野について100を知っていたとする。


そして周りにBという分野について100、Cという分野について100を知っている人がそれ

ぞれいる。


その時に僕はどういう事をするかと言うと、僕はAをできる限り100公開する。すると、他の人はBとCをそれぞれ100公開する。


その結果、たとえ相手が100伝えて、50しか伝わらなかった場合でも、僕はA100、B50、C50の知識を得ることができる。


つまり自分はBとCを50習得するための時間を削ることが可能になる。 そしてこれは人数が多ければ多いほど効果が広がってくる。


これはめちゃくちゃ効果的で、例えば本で換算すると100冊の本しか読んでいないのに700冊の知識を得たような感覚だ。


またこの実践は年月を経るほど自力で知識を得ている人たちと差を広げることが可能になる。


自分が与えることができる価値を考える、与えてもらうことも意識する


ただその時に意識しないといけないのは、自分に与える価値があると言うこと。何も与えるものがないまま、くれくれ星人になっていたら相手はどんどん距離を置くようになる。


それなので自分自身が「与える」と言う意識は持つことが大事。

その上で与えてもらうことに感謝すること。

人はその知識を得るためには、何年も掛かっていることがある。


それを当然のように受け取るのはやっぱり違う。


実際に僕も自分がアウトプットするのは好きなので、相手に与えてもらわなかったとしても

自分の経験や知識を伝えることは往々にある。それに対して感謝してくれたら次も時間を取ろうと思う。


反面、それを当然のような態度で接してこられたら、その後は時間を作らないようにしている。

別に感謝をしろと強要するわけではない。


自分がGiveする経験がある人はそのような態度は普通取らないので、今までGiveする事をしてこなかった人なんだという印象になるだけだ。


礼儀とかについて厳しい環境にいたので、そのあたりに敏感ではあると思うが、でも40代50代の方と接する時は、その部分はシビアになることが多いので、ぜひ若いうちからそのあたりを意識して、レバレッジをかけさせてもらうといいだろう。

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