よく営業とかしていると使われる言葉で「マウントを取る」っていったりすることがあると思う。
「今日はお客さんのマウントを取れたのでだいぶいい提案ができました」とか、あるいは
「あの人ってなんかマウントをとってくるよね」って通常の会話の中でも用いられたりすることもある。
その時に本来の「マウント」を取ることの意味を理解しないで、お客さんとか相手に優位に立とうとすることがマウントを取るという勘違いを起こしてしまいがちだが、それではそもそもうまくいかない。
相手からマウントを取られたと思われた時点で、そもそも取っている相手はマウントを取っていない。
実は、マウントは相手が取られていることに気づかない状態が最高に「マウントを取っている」状態なのである。
相手の為になることを話していたら自然とマウントを取っている
どういうことか?というと、あなたが相手の話に聞き入ってしまう状態を思い出して欲しい。その時に感じることとして「相手にマウントを取られている」となるだろうか?
おそらくなるまい。
あなたが自発的に相手に対して話を聞きたい!っていう状態になっているはずだ。
ということを考えた時にあなたがやるべきことは相手にとって為になることを話すことだ。そうしたら自然と相手は自分の話を展開せずに耳を傾けるだろう。
なぜなら自分の話をするよりも、その話を聞く方がメリットがあると思ったら相手は口を閉じるから。
これこそ最高にマウントをとっている状態なのである。
質問をすることが話を聞く体勢にする
じゃあ、どうしたら相手の為になる話ができるか?というと、これもテクニックみたいになってしまうが、「質問」をすることだ。
相手に対して質問をして色々と聞き出すことで、何がいいか?というと相手が興味関心を持つ内容を誘導することができるからだ。
例えば「今って転職とか考えてる?」とかっていう質問をすると、相手は今の働き方や会社への意見について答えるだろう。まさかその質問に対して、「夏はやっぱり海だよね!」みたいなアホな答えが返ってくることはないだろう。
ということを考えると、そこから相手は転職を中心としたキャリアやスキルなどについて関心が向いてくるだろう。
そこでその話題について有益な情報を提示すると、相手は話を聞く姿勢になる。
つまり質問を通して相手の興味関心を誘導して、そこで有益な情報をこちらが提示することでマウントが取れるようになるのだ。
なんか一種のマインドコントロールみたいな話だが、そう。マインドをコントロールしてい
るので、その表現は間違いない。
無意識にできている人がリーダーになっている
でも僕が知っている限り、人のうえに立っている人は無意識にそういうことができるというかやっている人だと思うし、実際に多い。僕の知っている限り。
ただ言語化できていないだけで、論理的に分解して解説するとこんな感じのプロセスになるのだろう。
僕自身もこの記事を書いていて「書いてはいけない」ことかもしれないなって思いながら記事を気づいたら書き終えてしまった。
それなので、この記事を読んだあなただけの内密な情報として留めて欲しいと思っていたりする。
Comments