問題解決能力は大事だということは昔から言われているけど、最近ではこのスキルがあることは当たり前になってきたと感じる。なぜなら、問題解決のフレームワークなるものが80年台後半のコンサルティングブームの時に提唱され、30年かけてそれが一般企業に浸透されてきたからだ。
それなのでOOという問題が出た!となった時に、じゃあOOとOOという問題に分けて考えよう(ロジックツリー)、そしてその問題をさらに細分化しようということをしていくことで解決への糸口を見つけることができる。
ちなみに問題解決の過程においては行き着く先は概ね同じところに着地するということは想像に難くない。問題を細分化してさらに細分化してということになった時に合理的な問題として挙げられる選択肢は同じようになるからだ。
そこで最近では問題解決よりも、もっと大事なことがある。それは問題(イシュー)発見能力だ。
間違った問いに答えたところで間違っている
なぜ問題を発見する能力が大事かというと、間違った問いにどんなに正しく答えても、間違った答えであることに変わりないからだ。
例えばビールを若者に飲んでもらうにはどうするべきか?という問いがあった時に、それに対してMECEやSWOTなどのフレームワークを駆使して正しい答えにたどり着いたとしても、全然売り上げが上がらないということがあるのではないだろうか?
なぜなら、そもそものビールを若者に飲んでもらうようにするという問いの設定た間違っている可能性があるからだ。もしかしたら高齢化する日本において、高齢者をターゲットにした商品設計やブランディング(CMなど)をした方が売り上げは伸びるかもしれない。
そうした時に、そもそものその問いを設定することは正しいの?という視点を持つことが大事になってくるのだ。
多くの人は与えられた答えにいかに正しく問題を解こうとするか?という教育を受けてきたので(1+1=2など)、「そもそも」というゼロベースの概念で物事を考えることは苦手だ。しかしこれからは、その問題をどこに設定するか?という視点が大事になるのではないだろうか。
生産性が格段に上がる!
そうすることで生産性が非常に上がるし、成果も確実に出すことができるようになる。
もしあなたが例えば営業で売り上げが上がらないという問題に直面した時に、どうやったら上がるか?という問いが絶対だと思いがちだけど、そもそも今の商材自体は売れるものなのか?であったり、そもそも売らなくてもお客さんが欲しいと思うような状態にすることがいいのではないか?など、自分の幅を広げることが大事になってくるだろう。
やってはいけないことは、頭を使わずただ漫然と言われたことをこなすこと。与えられた課
題を解くことに集中することだ。Think and grow richという言葉の通り、金を稼ぐには頭を使うことが大事なのだ!
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