7月25日オンライン読書会で紹介された本

ということで今週もやりましたよ!オンライン読書会。 毎回、たくさんの人が参加してくれますが、今回も面白い本がありましたね!

ぜひ読まれるといい本をたくさん紹介していきます!


2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義



本書は、瀧本さんが2012年に東京大学伊藤謝恩ホールで行った講義を1冊にまとめたものです。生徒の参加資格を29歳以下に限定し、全国から約300人の10代・20代が集結した会場で、2時間にわたる講義の内容が収められています。


本のタイトルの通り、2020年の6月30日にまた同じところに集まって、みんなの「宿題」の答え合わせをしようということで、様々な問題提起をされています。


瀧本さんは前々から日本への危機感を持っていました。そこで特定のリーダーをぶち上げてその人が世の中を変えるという「カリスマモデル」ではなく、「武器モデル」を広めていくことで、日本をよくしていくことができるのではないかということを思っています。


「武器モデル」とは、カリスマ的なリーダーではなく、世の中を変えそうな小さなリーダーを育成して、そういう人たちに武器を与え、支援するような活動をしていくモデルのことです。 それを広げるためには前提として「自分で考え、自分で決める」ことが重要になりますが、さらにそれらを身に着ける前提としてリベラル・アーツを学ぶことが大事なのです。


『アメリカン・マインドの終焉』を書いたアラン・ブルームの「教養の役割とは、他の見方・考え方があり得ることを示すことである」という言葉を彼は多用しますが、学問や学びというのは答えを知ることでは決してなく、先人たちの思考や研究を通して、「新しい視点」を手に入れることです。


最近の多くの人は「わかりやすい答え」を求めてしまいがちで、「どこかに絶対的に正しい答えがあるんじゃないか」と考えてしまいますが、そう言う人たちに対して、自分で考えるための枠組みが必要でそれが教養であり、リベラル・アーツだということがこの本の主旨となっています。


そして自分で考え、自分で決め、行動するのです!

彼の主張は時代に左右されることのない内容なので、ぜひその他のほんも読むといいと思います!

「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理 「インサイト」の見つけ方

人は、自分が欲しいものを説明できません。消費者は、商品を見せられて初めて、「欲しい」かどうかを感じます。


既にいまの時代、消費者に直接聞くことで分かるニーズは充たされており、これまでの延長線上のモノ・サービスでは「欲しい」と思われずに、売れない時代になっています。


これらを解決するのが、人を動かす隠れた心理「インサイト」です。閉塞的な状況にイノベーションを生み出し、新たなアイデアを生み出す武器といえます。


本書では、このインサイトの定義、見つけ方に留まらず、どうやってビジネスで生かすのかといった実践までを、豊富な事例とともに解説します。著者が600件以上の案件で培った、そのフレームワーク、メソッドを体系的に公開しています。


売れなくなっている商品を再生したい、イノベーションを起こす商品・事業を開発したい、今までにないビジネスに生きるアイデアを考えたい、といったすべての方へ。本書は役立つ内容になっています。

たとえば、あなたが街を歩いていて、「ペットボトル入りのお茶が飲みたい」と思い、目についたコンビニエンスストアに入ったとしましょう。


明らかに「不味そうだな」という商品はさすがに並んでいません。しかし、「こういうお茶が飲みたかったんだ!」と思えるようなお茶がありません。このように、多くのあらゆるモノ・サービスが、「だいたい、良いんじゃないですか?」という状況になっているのです。


その一方で、「マクドナルドでお肉たっぷりのハンバーガーにガブッとかぶりつきたい」という欲求は、日常的には意識から遠ざけられていますが、その記憶からすればとても魅力的で、「マクドナルドに行く」という気持ちに抗うことができないくらいの、強いパワーを持っていたりします。 


これがいわゆる「欲しい」の本質を体現するものであります。


ただ消費者にアンケートを取ると、ダイエット中でも食べられるヘルシーなものをという意見が多くあったりして、実際にそのような商品を投入してもなかなか売上に結びつきません。なぜなら、ヘルシーなものを求めるダイエット中の人はマクドナルドに足を運ばないからです。


このように欲しいの本質はお客さんに聞いても出てきません。それなので、本書に書いてあるフレームワークをしっかりと埋めて、インサイトを発見することが大事だと言えるでしょう。


なぜローカル経済から日本は甦るのか: GとLの経済成長戦略

本書の主張は、今や製造業やIT産業を中心とした「グローバル経済」と、非製造業である「ローカル経済」の連関性が希薄であり、それぞれの経済圏でとるべき戦略は分けて考えるべきだという問題提起をしています。


「大企業が儲ければ下流の企業も儲ける」という理屈、いわゆる「トリクルダウン理論」が主張されることがあります。しかし、トリクルダウンは加工貿易立国だった時代をモデルと

した幻想に過ぎないと著者は批判します。


かつては、頂点に組み立てを担う製造系の大企業があり、その工場の周辺地域に中堅・中小企業がぶら下がって庶民の生活も潤っていました。つまり下請け、孫請けが大企業の恩恵に

より、生活が豊かになるという図式だったのです。


しかし、グローバル化に伴い、その構造はすでになくなっており、今や多くの工場はコストの安さや地産地消戦略のために海外に移転。国内に残るのは一部の高度な知識や技術を持つ人材が求められる工場だけです。これではトリクルダウンなど起こりようがありません。

そこでグローバル経済圏とローカル経済圏の特性を分けて考えることが大事になってきます。


たとえば、グローバル経済は完全競争の世界なので、比較優位のないものは瞬く間に淘汰され、その競争を勝ち抜く決め手になるのは規模やマーケットシェアです。


一方、ローカル経済は不完全な競争の世界。これは、岩手県のバス会社と宮城県のバス会社

はまったく競争関係にないことを想像すればわかりやすいと思います。そこで重要になってくるのはグローバルな競争力ではなく、地域やそこで生活する顧客との密着度合い。


世の中の人は、グローバル企業に代表される規模の経済性を過大評価する傾向がありますが、日本にあるほとんどの企業や会社はローカル経済圏で生きています。したがって、現実のビジネスでは密度の経済性のほうが有効に働くということが彼の主張になっています。

かなり主張として面白く、引き込まれていきます!

ということで今週も3冊紹介していきました!次回、土曜日またレポートしますー!!!

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