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執筆者の写真Shunta Takahashi

先を見る力はありますか?

20年前くらいに「チーズはどこへ消えた!?」という本が超大ベストセラーになり、この本は今でも売れていると思う。


僕もこの本は一回だけ読んだことがあるけれど、その時の感想は「まあそりゃそうだよね」っていうものだった。でも今までの自分の選択や考えてきたことを振り返ると、まさしく本書の内容と一緒のことをしてきたということがわかった。


そして、その結果として起こったことは、本書の内容と概ね同一だなっていうことを感じている。


現状維持に満足した結果として起こること


本書の内容を簡単に紹介しておく。

ある日、2匹のネズミと2人の小人はステーションCという場所で大量のチーズを発見する。そんな日々が続いた後、ステーションCからチーズが消えてしまっていた。 実はチーズは消えてしまったのではなくて、彼らが食べ続けた結果だった……。 そこでネズミはチーズを見つける前の生活にすぐさま戻って、新しいチーズを探すために別の場所に走り出していくのに対し、小人は「これは何かの間違いだ」「明日になればチーズは戻ってくる」と叫び、明日はチーズが戻ってくると思って、ステーションCから離れようとしなかった。

ざっくり紹介するとこんな話だ。

ちなみに、この物語のチーズとは、幸せだったり、ビジネスでいえば顧客との関係、出世や昇進だろう。


僕はこの本を読んで思ったことは、大企業の会社員や学歴はもはやチーズだなっていうことを感じたのだった。


つまり一世代前は、終身雇用や年功序列が約束され、そういう優良企業は学歴があれば行けるような時代だった。でも、僕は会社員の年齢構造や将来的な日本の人口動態を学んでいくうちに、これらの制度は10年も持たないということが社会人1年目ではっきりわかった。

おそらく、普通に本を月1冊程度読む人だったら、誰でも気づくことだと思う。


それに対して、僕は当時は35歳になったら転職できなくなるから早めに行動をした方がいいということで、今のような状態になるまで準備をしっかりとしていた。


でも人によっては、なんとなく気がついていながら今まで持っていたものを捨てるものが怖いのか、あるいは未知の世界に足を踏み入れるのが抵抗あるのか分からないけど、とりあえず現状を維持している人が凄く多かった。


その結果、行動しないままで30歳を迎えた人たちは社会人1年目の時よりも遥かに行動をすることのハードルが高くなっているように思える。


すると、どうなるか?というと頭でわかっていながら今の状態を進んでいくので、いつ恐れていたことが起こるか?ということをビクビクしながら生きていくことになるのだ。

それはあまりにも不幸としか言いようがない


順調な時に準備するクセをつけておく


これは別に僕が凄いとか優秀だという話ではないし、そういうことを言いたいわけではない。結局、準備は実力に勝るということだ。


どれだけ順調な時に慢心せずに、次のことを考えることができるか? 本当にそれに尽きると思っている。


うまくいっている時ほど、うまくいかなくなった時のことを考えるチャンスだし、逆にうまくいかない時は今をどうにかしようとしか考えられないから、結局未来のことはもっと考えられなくなる。


先を見るという癖をつけるかどうかの問題で、能力や才能は一切関係ないのだ。

だからもし、今の自分が未来志向がかけていると思うのであれば、ぜひとも意識をした方がいい。そうすれば、想定外のことを極力抑えることができるし、心の安定をゲットすることができるから。



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