信頼されるには不必要な減点をなくすこと
更新日:2020年5月1日
人から信頼されるには、まず信用を勝ち取ることが大事です。
この記事では、信頼とは「その人への未来に対する期待の大きさ」を指し、信用とは「過去に積み上げてきたその人の行動に対する評価」を指します。
信頼されるためには、まずは信用される人間にならなければいけません。
なぜなら多くの人は、その人が今までどういう言動をしてきたか?ということを見ているし、また実際に人間という生き物は、劇的な変化をするきっかけがなければ過去の延長にある言動をするからです。
ではどうすれば信用される人間になるか?ということを考えた時に、僕はある2つの行為があった時に、相手が人間である限り不快を感じない方を選択する。そうやって信用貯金を積み上げていくしかない、と思っています。
時間への意識、礼儀への意識
例えば、これは本当に例外ない!と胸を張って言えることですが、レスポンスや待ち合わせなどの時間は意識した方がいいです。これはマジで信用に一番直結します。
なぜなら返信が遅い!ということでイライラする人はいますが、返信が早すぎる!と言って
怒る人はいないからです。
どうせ連絡を返すのであれば、早い方がいいです。間違いなく。
これはアポイントの時間についてもそうです。
数十億円の売上を持つ企業の社長が「営業で遅刻する人で売れる奴はいない。なぜなら2度目のアポはないからだ」と言っていますが、まさしく時間に厳しい人はそれくらいのスタンスを相手に求めます。
これも凄く印象的に残っていることですが、大学のゼミの先生から「24時間以内に返信できない人は社会人として最低レベルです」ということを常々言っていました。
確かにレスポンスが遅い人や遅刻しがちな人で「この人仕事できるなあ!」って思った人は一人もいなかったですね。過去の経験上。
また礼儀についてもそうです。
先輩や上司にご馳走してもらったら、当日中に、遅くても次の日の朝には連絡してお礼を言うべきです。もし社内にいたらメッセージではなく、直接挨拶した方がいいです。
これもお礼を言われて嫌な気持ちをする人はいないけど、一定数は気にする人がいるからです。
実際にめちゃくちゃ怒られていた人がいましたね。前職に。
その人は結局、別の部署に異動しました。
お礼のメッセージを送ったりするのにかかる時間はせいぜい5分くらいだと思います。それによって失う信用に比べたら、微々たるものです。
だったら、やった方がいいんじゃないかな?って感じるのは僕だけでしょうか?
このように、やらないと減点になる可能性があるけど、やったら加点にはならないかもしれないけど減点にはならないことがあった時に、「やる」選択をすることがメッチャ大事になります。
これは当然ですが、時間とか礼儀に限ったことではありません。
若い時に、そういうことを躾けられることって大事
ただ可哀想だなと思うのが、そういう躾を新卒で入った会社や学校から教えられないまま、年齢を重ねてしまうことです。
僕も多分オリックスに入社していなかったら、確実に上記のことに気づかずにやっていた人間です。間違いなく。
僕の場合は、相手を自然に不快にしてしまっている行為をした結果、本人が気づかない内にチャンスを失っているということが分かった時に、メッチャ怖いな、と思うようになって意
識するようになりました。
例えば、忙しいと言われてアポが取れなくなる、飲み会に案内されなくなるなど、まさか自分がチャンスを失っているということに気づかないけど、そういうことが起こります。実際
に僕も勉強会を主催したりしていますが、案内しない人もたくさんいます。
とはいえ、これらができている人は意外と少ないです。 逆に、しっかりとできていれば自然と信用されるようになります。 (少なくとも僕は信用したいと思います)
今回、述べたことはそんなに難しいことでもないし、普通に考えたら中学生でも理解できるようなことだと思うので、もし該当するかも、、、と感じるようなことがあれば、ちょっとは意識をしてみるといいのかなと思います。