資本主義は無知であることに罰金を課すシステムだという言葉がある通り、世の中のアンテナを張っていないと、損をする事が多々ある。
特に学校では先生が主導して教えてくれるような環境に身を置く事ができるかもしれないが、社会人になってからは自己責任の範疇が広くなるゆえ、多面的に視野を広げていないと損をする事が多くなる。
そんな中で、知っている人は当たり前のように使っていたり、調べたりする人もいるかもしれないが、個人的に「お!」っと思うような情報を見つける事ができた。
それは「ひさびさ旅割引」。今Go toトラベルキャンペーンは都内だと使えなかったりするが、この割引のサービスは関西から東京だったり東京から名古屋に行くなどする場合に新幹線の料金がとっても安くなるサービスだ。
東京→大阪へ1泊2日で1.7万円
例えば、東京から大阪まで自由席の新幹線を使うと、片道で概ね1.4万円程度の費用がかかる。
往復すると3万円弱だ。
またホテルも安いところに泊まったとしても7000円くらいはかかるから、1泊2日で旅行に行く!ってなると、4万円くらいは必要になってくる。
それが、今JRが展開している「ひさびさ旅割引」のプランを使えば安いものだと往復+ホテルでも1.7万円しかかからない。
超激安だ。
往復で1.7万円は夜行バスの往復の金額と対して変わらない。
これを知っているか、知らないかで例えば関西出身の人が東京に帰省するという時には全然費用が変わってくるだろう。
でも、こういうことに対してアンテナを張っていないと無駄なお金を使うことになる。その結果として同じ収入を得ている人でも10年後の貯金額、資産額が全然違う!という事が起こってくるのだ。
同じ結果なのにわざわざ高いお金を払う金持ちはいない
変な見栄の張り方をする人やお金に無頓着な人は、こういうのは面倒だからいいやって思ったり、こういう行為をケチだという風に感じる人がいるかもしれないが、経済合理性を重視する僕にとって見たら、同じ効果を得られるものをわざわざ高い金額を払う選択するという事が疑問だ。
実際にダイエーを創業した中内氏は新幹線でグリーン車に乗ることはしなかったらしい。「グリーン車に乗ったら早く着くんかい?」という言葉を言い残りして。
これは何を意味するかというと、もし価値観として時間に価値を感じて、それが実現できるものだったら喜んでお金払うけど、そうじゃないものにはお金払いたくないということの表れだろう(快適さという面について中内氏は価値を感じていないという事がわかる)。
僕が知っている人で資産を持つような人たちはみんな同じような考え方をしているし、逆にお金に無頓着な人は人生にも無頓着というように、どのようなお金の使い方をするかは人の価値観を体現しているように思う。
ので、上記のサービスを使うかどうかは一旦置いておいて、お金にどういう価値を見出しているか、という事をまずは明確化する事がいいのではないだろうか?
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