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執筆者の写真Shunta Takahashi

お金を稼ぐことは悪いことなのか?

学生と話をするとたまに、「お金に興味がない」ということや「自分の好きなことをやりたい」、「SDGsとか社会課題を解決する方がいいので、稼ぐことを意識することは好きではありません。」という人がいる。


なぜか、お金を稼ぐということが、儲かるから嫌々ながら好きでもないことをやっている、お金に興味を持つことが格好悪い、というような印象があるみたいだ。

正直、お金を稼ぐ能力がないのに、社会課題を解決をすることができるようになるとは思えないし、稼げないことをやり続けることの方がイヤイヤだ、というのが僕の意見である。


ビジネスは「三方よし」じゃないと、持続的な利益はない


なぜならビジネスは三方よしの状態でないと持続的な利益を出し続けることはできないから。


三方よしとは、自分と相手、そして社会が全てWin-winになっている状態のことをいう。これに反するものは遅かれ早かれ社会からフェードアウトしていくのだ。

ということを考えた時に社会にとって良くないものをすることで稼ぐということはできない。

(一過性で儲かるものもあると思うけど、そういうものはすぐに廃れていく)

逆にいうと稼ぎ続けることができているということは、継続的に社会に価値を与えているということになる。


またこれを言い換えるとお金を稼ぐことに興味があるということは社会に価値を与えることに興味があるということ。これを格好悪いということを果たして言えるだろうか?


私的成功の上に公的成功がある


また別の観点で言うと、自分自身が豊かになっていないのに、周りを豊かにすることは難しい。「7つの習慣」という本でも紹介されている通り、もし社会的な成功を望むのであれば、まずは自分自身が自立して1人前になる必要がある。

そして自分の成功が社会に対する影響の大きさに比例するということを知っておく必要がある。


最近、ビルゲイツがコロナウイルスのワクチンに関して、財団を通じて数千億円のお金を投じていることがニュースになっているが、そういうことだ。


あなたは個人で数千億円の寄付ができるだろうか? おそらく10万円すらも難しいかもしれない。


なぜ彼がそういうことをできるか?というと、一つは彼自身がでとてつもない成功を収め、社会に対してそれだけの影響を持つ力があるからだ。


ということを考えてみると、彼ほどの成功や影響を与えることはできないにしろ、自分の成功の大きさが社会への貢献の大きさに比例するということがあるので、まずは自分自身がどれだけ大きく稼げるか?社会にインパクトを与える人間になれるか?ということにフォーカスした方がいい。


それなので、「お金を稼ぐ」ということを考えることが、あまり宜しくない雰囲気がある日本の中で、それに対して向き合って、「稼げる自分がかっこいい」というメンタリティになることが大事だと思う。


逆に、そういう状態になれなければ一生稼ぐことはできないし、好きなことも社会に影響を与えることもできない人生になってしまうので、ぜひこの点については意識してほしい。



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