「0→1」を考えることほど無駄なことはない
仕事において果たすべき目的は何か? それは当然、結果を出すことだ。
では仕事(ビジネス)における結果とは何か? それは利益である。
つまり会社に属して働くにしろ、起業してビジネスを立ち上げるにしろ、求められるのは「利益」を出すことだ。
もしそれが嫌なら働くということは向いてないかもしれない。 なぜならお金をもらう以上、雇われている人は利益という対価が求められるから。
ということを考えたときに、いかに効率よく「利益」を出すか?ということが重要になってくるのであるが、その時に大事なマインドセットとして0→1という思考を捨てるというのがある。
なぜか?
ゼロから考えることほど、遠回りなことはないからだ。
大抵のことには前例がある
イーロンマスクやジェフベゾス並みに盛大なことをしようと思っているなら、全くの0からスタートして考えないといけない場面があるかもしれない。
ただ、会社で新規事業をやっています!とか、スタートアップをしますというレベルであれば、探せば確実に前例はある。
自分の会社内部には前例がないとか、友達で同じようなことをしている人がいないということはあるだろう。ただ書籍を探ってみたり、インターネットで調べてみたり、友達の友達をつたってみたりしてみる。 そうすると、全く同じというわけではないが転用したり抱き合わせれば使える知識や考え方があるはずだ。
つまり多くの人は自分の知っている範囲の中で同じようなことをしている人がいない場合は、これは「0→1だ!、だから全部最初から自分で考えなければ、、、!」という思考に陥る。
ただ、それが落とし穴だと思っている。 なぜなら先ほども書いたが、全くの0から考えるのは非常に効率が悪いからだ。
もしあなたが自動車教習所で車の運転の仕方を習えば、1ヶ月もすれば乗りこなせるようになるが、完全に誰からも教わらずに自動車の運転をマスターしようとしたら、エンジンの掛け方だけで1日が終わってしまうだろう。
車を運転するという目的から考えれば、教習所で習おうが独学で習得しようが、どちらでもいい。 ただ一方が1ヶ月で目的に辿り着くのに、もう一方が1年かかるとなった時に、全員1ヶ月で目的を達成する方を選ぶに違いないにも関わらず、社会に出て「仕事」というものになった途端に変なプライドが邪魔をして、全部我流でやろうとする。
なんと勿体無いことなのだろう、そう感じるのである。
素直で謙虚な人が最強である理由
それゆえ、新社会人が2年、3年と経った時に圧倒的に成長する人は間違いなく謙虚に人から学んだり、本を読んでいる人だ。 それに加えて、近くに学べる人間がいることも大事ではあるが。
逆に大学の時は圧倒的に優秀だった人でも、社会に出て周りの付き合う人を間違えたり、自分が我流でやり続けてしまうと、気づいた時には誰からも注目されない存在になってしまう(実際に鳴り物入りでプロ野球に入った選手にも多い)。
ぜひ、この点について意識をしながら働いていけるようにしていくことが大事だと思う。 (といっても、自分のことを客観視するのが一番難しいのだけど笑)