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30歳になったので、自分の人生を振り返ってみました①(高校〜大学1年生)

気がついたら30歳。 本当に20代はあっという間だった。

この10年間を振り返ってみてどう思うか?というと、手前味噌ではあるが、すごくいい経験をすることができた。

正直、思い出すだけでも吐き気がするような辛いことや苦しいこともたくさんあったけど、それをひっくるめて良い選択をしたと感じる。

と同時に自分自身の運の強さに驚くことだらけ。チャンスは人からしかこないというけど、

「人」という面について恵まれすぎてたし、自分が成長することができる環境に身を置くことができたのはとても幸運だったと思う。

そこで今回は自分が30歳に至るまでに経験したことや、感じたことを書いていきたいと思う。

社会人になる前に何をしたらいいんだろうか?と悩む学生や、社会人1年目や2年目で今後のキャリアに不安を感じている人に対して、少しでもきっかけになればと思っている。

高校〜大学に入るまで

僕は中央大学に附属する高校に入学をしたのだが、その理由は「大学受験をしたくなかったから」

高校受験でさえ死ぬほど勉強したのに、大学受験になったらどんだけ辛いんやっていうことを思っていた。

そこで確実に大学に行ける高校で且つ、中学からではなくて高校から入れるところということで中央大学杉並に入学し、3年間を過ごすことになる。本当に、附属ということもあり大学受験のことはあまり考えなくてもよかった。

だから、将来について考える時間を作った。とはいえ将来といっても社会人のイメージは想像できなかったから、大学時代に何をしようか?というレベルだ。

僕は大学に入ったらやりたいことがいくつか決めた。それは

・アメリカに留学をすること ・インドに旅行に行くこと ・本をたくさん読むこと ・ビジネスの勉強をすること だった。 結果として大学に入って、それらのやりたいことは達成することができたのだが、今思うと、大学に入る前に方向性をなんとなく定めていたことは良かったのかもしれない。

ちなみに大学の学部は法学部を選んだ。その理由は優秀な人との人脈が欲しかった(中大は法学部の偏差値が高い)のと、学年でトップ5の成績を残していて一番偏差値が高い学部以外に行くことの意味がわからなかったからだ。

また大学の勉強は自主的にやるものだと思っていたので、学部とか関係なくビジネスの勉強は自分でやるから商学部である必要はないなっていうことを思っていた。

人生を変えた大学時代の過ごし方について

そして大学に入るわけだが、まず最初の誘惑が資格試験の勧誘だった。 中央大学は会計士や弁護士を多く輩出している学部のため、公認会計士になるための予備校や炎の塔というロースクールに行くための研究室を目指す学生が多かった。

僕は当時からなんとなく資格があっても一生安泰ではないなっていうことを思っていたので、そこに対して入るつもりは全くなかったけど、ただ周りがめっちゃ受験したり勉強したりしていて、それに対して自分が何もしていないことに不安を覚えた。

と同時に将来のやりたい仕事がないことに対して、ちょっとしたコンプレックスもあった。 そんな中で最初の幸運が訪れる。それはたまたま通った廊下で「奨学金の募集を目にしたのだった」

それは「やる気奨学金」と呼ばれるもので、法学部生だけに与えられる返済不要の奨学金だった。

その項目の中の一つに「短期語学留学で30万円支給」というものがあった。僕は即座にこれだ!って思った。なぜならそのお金があれば憧れだったアメリカに行くことができるからだ。

そこで条件や話を聞いて、とりあえず応募はしてみよう!と思った。 で、家に帰ってパソコンで入力事項を見たら、志望理由やキャリアの目標を英語で記入して、さらに航空券の発券番号まで記入する事項があった。

その時は4月の1週目で、締め切りは3週目。 入学当初でバタバタしてて、これ無理じゃね?って思ったのだが、逆に競合がいないと判断し、また落ちてもリスクないからと思って準備をし始めた。

しかし、準備をしている中でやらないと!といけない転機がくる。 それは航空券の準備をしている時に起こった。

自分の確認ミスでキャンセル不可の航空券を取得してしまったのだ。 つまり奨学金が得られなかった場合でも航空券のお金は返ってこない状況に陥ってしまったのだ。

航空券代だけで20万円近くを払ったのだが、当時大学1年生の自分にとっては結構大きなお金だった。だからなんとしても奨学金を貰わねばということで必死になったのを覚えている。

後々、自分で商売をするときに「自分で期限を設定して目標を達成すること」を学ぶことになるわけだが、その時すでにそのような感覚を味わっていたのだった。 最終的に、無事奨学金の審査に受かることができ、晴れてアメリカに行くことになるわけで、それが自分の人生の大きな一歩目になるとは思いもしなかった。

続く


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