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執筆者の写真Shunta Takahashi

間合いの取り方で勝負は決まる

僕は5歳の時から剣道を18歳までやっていた。その中で、当時は言っている意味が全然わからなかったけど、今になってすごく身に染みて感じることがある。


それは間合いの取り方についてだ。

剣道は他のスポーツに比べるとそれほど動くものではなく、60歳以上の人でもやっている人はいるし、むしろそういう人たちは自分自身がどっしりと構えて相手を動かすように仕向ける。そして自分の間合いの範囲に入ってきた瞬間に一瞬の動きによって、仕留めるということをするのだ。


つまり剣道において強い人は自分の間合いを理解して、その間合いでの戦いになるようにうまく仕掛けることができているのである。


そしてこれは剣道に限らず仕事や人間関係についても間合いというものをどういう風に自分のものにしていくかで勝負が大きく左右するのではないかということを最近感じるのだ。


ということを考えた時に間合いということについて考える事は、すごく大事な事だということが分かった。


マウントを取るというのもいわゆる間合いが関係してくる


例えば相手と話をしていて、完全にペースを取られた〜!と思うことはないだろうか?そういう時は相手に間合いを取られている状態になっている。

とはいえ、この状態はまだ全然序の口だ。


なぜなら完全にマウントを取られている時は相手にマウントを取られているということに気がつかないまま、意識を完全に相手へ向けている状態になるからだ。

この状態になったら相手は「ぜひともあなたのアドバイス通りにします」ということになる。


ではそうなるためにどうしたらいいのか?というと、相手が何に関心を持っていて、そして自分がその関心の中でどういうものであれば相手にとって一番価値のある情報を提供できるか?ということを考えて、それに合わせた話に持っていくように質問を組み立てていくのである。


そうすることで、相手は自分に関心を寄せた状態で、話に聞き入ってくれることになる。

また、これも一つのテクニックになるが、あえて急に距離を置いたり、いきなり接近戦に持ち込んで自分のペースに持っていくというのもある。


今の状態だと緊張感が抜けているから、3ヶ月は別の人に注力をして3ヶ月後に改めて近づこう!とか、いきなり直接的な表現を相手に対して真っ向から言ってみたりすることで、相手の心境が揺さぶられたりする。


どれだけ人と接したか?という経験値


とはいえ、こういうテクニック的なことを表面的にやっても、前提として相手が自分と付き合うメリットを感じてもらえるような知識や人間性を持ち合わせていないと徒労に終わることだけは留意してもらいたいと思う。


僕がここで伝えたかったのは、人と接する経験の数で相手との距離感の撮り方が分かっているので、やはり人は人によって磨かれていくのだ。


そしてできれば年代やバックグランドが違ければ違うほど、相手との距離感の取り方も変わってくるのでその分だけ成長幅が大きくなるだろう。

だから、もしあなたが人間としての器を厚くしたい!と思うのであれば、ぜひとも色々な人との付き合いを通して成長していくといいのではないだろうか?


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