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執筆者の写真Shunta Takahashi

ニセモノしか見たことない人はニセモノが本物になる

僕が好きな言葉の一つに「似ていると同じは凄く違う」という言葉がある。


なぜ好きな言葉かというと、これこそが世の中全ての本質を一言で表している言葉だから。そして多くの人がその真理について言われれば「確かに!」ってなるけど普段そんなことを意識していないから、気づかずに錯誤している。


例えばすき家と吉野家はとても似ている。同じように牛丼をメインとして提供しているし、価格設定や味も似ている。頻繁に行かない人は味を比べてもその違いはわからないだろう。


でも店舗のオペレーションや出店戦略など細かい点を見ていくと、非常に大きな違いがある。例えばすき家はロードサイドへの出店が強いので、駐車場が併設されている店舗が多い。


それに対して吉野家は駅から近いところに出店することが多い。


これにより来店する層はすき家がファミリーが比較的多いが、吉野家はサラリーマンの来店が多かったりする。でもこういうことは細かく調べていかないと意識しない。

ただなんとなく2つの店舗が併設されていた時に違いを意識しないし、そうなるとそれは同じものということになる。


ちなみに飲食だったらまだしも人生において、この違いをよく見ないと一生チャンスを掴むことができなくなる。


評判が悪い業界でいえること


これらが凄く大事になってくるのは一般的に評判が悪い業界について関わる機会がある時だ。


代表的なのが不動産や保険、そして宗教だろう。一般的に不動産とか保険は胡散臭いイメージが宗教については尚更。そこに対して心象をよく思わない人が多い。

でもこれは一部の携わっている人が評判を悪くしているということに気がつく必要があるのだが、多くの人はその見極めができないのでその業界に関わるものが全て一色担に見えてしまう。


僕自身も不動産、保険、宗教について、それぞれ本物とニセモノを見分ける力はないから全て一緒に見えてしまう(そもそも今は興味がないので見分けようともしていない笑)

ちなみに自分がその業界に携わっていたり、実際の関係者になると悪い評判は誇張されているだけで、実際は大きな誤解だということがわかる。


僕も本物とニセモノの違いがわからない業界だったとしても、そのことは流石にわかる。なぜなら市場があるということは、メリットを感じる人が存在するからだ。


つまり、もしニセモノしかない業界はとっくになくなっているし、そもそもニセモノは本物があるから存在するということ。


そのギャップがビジネスチャンスなのだが、本物といえる存在は超一部のため多くの人はそのことすら気がつかないまま一生、その誤解が解けずに人生を終えていくことになるのだろう。

ニセモノしか知らない人生は、それが本物だ


ただそれに対してしょうがないなって思うことは、今述べた通り、本物が超一部すぎて、それに出会えないまま人生を終えていくことになる人がとても多いからだ。

そういう人にとってはその業界はニセモノしか知らない世界でしかないから、そのニセモノがその人にとっての本物になる。


イメージ的にいうとルイヴィトンのバックがニセモノしか売っていない国で買った人はルイヴィトンのバッグが「安いもの」とか「すぐに壊れるガラクタ」っていう風に判断するだろう。


なぜならその人にとって、ニセモノのルイヴィトンは「本物」なのだから。

だから、これは運としか言いようがないが、なるべく多くの本物に触れることが大事だと思う。そうすれば一瞬でそれが見極めることができるし、チャンスを掴むことができるから。

なぜなら、そのことについて多くの人は気がつかないまま日々時間を過ごしてしまっているからね。


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