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執筆者の写真Shunta Takahashi

アイディア自体には何も価値がないという事実を直視してください。

僕はビジネスの世界がすごく好きで、24時間ずっとそのことを考えてしまうので、ついスポーツとか政治とか芸能みたいなニュースを見ていてもビジネスと関連づけて考えてしまう癖があるようだ。


特にスポーツとビジネスは相通ずるものが多いためアスリートの話とかの考え方を応用することができる。


その中で、最近特に思うのが教えてくれる存在の重要性について。

このテーマについては何度も書いているので、重複するかもしれないけど、でもそれくらい世の中の人にとっての重視している度合いと僕にとっての重要度にギャップがあるものはないと思っているので、つい書いてしまう。


今回はその点について野球をテーマに綴っていきたいと思う。


カーブを投げられる小学生

なぜ僕が教えてくれる人がいることが大事かと思うかというと、そういう存在は人生を短縮するだけでなく、思いもしなかった方向性に導いてくれることが往々にしてあるからだ。

例えば野球を例にとると分かるけど、今は小学生でもカーブを投げられるし、それ以外の変化球もこの100年の間で多く開発された。


でも実は野球の初期の時代においてチェンジアップしか変化球はなかった。 しかもそれが投げられたとき、凄くセンセーショナルな出来事になった。 つまりプロ野球選手でさえ、当初は変化球を投げることができる選手はいなかった。

これは何を意味しているか?というと、プロの選手であったとしてもカーブを教えられる人がいなければ、投げることができないし、そもそも開発すらできないということだ。

でも教えてくれるコーチがいれば小学生でも投げられるようになる。


ということを考えたときにビジネスも全く一緒で、自分で一から考えて何かをしようとしたら、それを習得するのに一生かかっても辿り着けないことがあるということだ。

それだったらすでに、既知になっているものは教えてもらったほうが人生を短縮できるし、余計な失敗も経験しなくて済む。


アイディアに価値がないと言える理由について


また教えてもらって身に付けることと、自分で考えて答えに辿り着くことに違いはあるか?というとそんなことはない。

自分がチェンジアップ開発したからといって価値があるか?と言えば、それを教えてもらって上手に投げられるようになった人の方が評価されるだろう。

なぜならプロ野球において、投げ方ではなく投げた結果の数字で評価されるから。

ビジネスも全く一緒だ。


新しいビジネスアイディアを構想した人と、その構想をパクってもっとうまくやった人では後者の方が評価される(法に反しない限り)。


だから、自分の人生にレバレッジをかけるならば、読書をしたり自分よりも遥かに経験がある人に話を聞きに行ったりして、知っておけば人生10年短縮できる!みたいなことに時間を割くことはすごく大事だ。


もし自分で全部やろうとしたり、実際にやってみてうまくいかない人は、今回の記事はビジネスだけではなく全てに当てはめる本質だと思うので、ぜひ実践してみてほしい。

僕も元々、人の話を聞くタイプではないけど、こればっかりは「確かに」と思わざるを得ない事実だと感じている。


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