「新垣結衣ロス」で飲食店が休業⁉︎─台湾人のユーモアはコロナ禍でも健在だった【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.55】

「新垣結衣さんの結婚により、店主はショックに耐えられず、仕事ができなくなったので刺身も扱えません。5月28日までは、テイクアウト用の調理済み料理しか提供できません」


5月20日、台北市内の寿司店店頭にこんな公告が掲げられた。「聯合報」ほか台湾各紙によると、新型コロナウイルス感染対策のため、店舗営業を自粛し、テイクアウトに切り替えざるを得なくなった店主の悲鳴を、前日の19日に結婚を発表した女優・新垣結衣の吉報に絡めたユーモアを交えて告知したものだ。


新垣が主演した映画『恋空』(2007年)は日本公開の3ヵ月後に台湾でも上映され、主演ドラマ『月薪嬌妻(逃げるは恥だが役に立つ)』は台湾でも緯来電視網で日本と同時放映された。台湾で彼女の知名度は高い。

非常時にもユーモアを忘れない台湾人

台湾も、5月に入り新型コロナウイルスの感染者数が急増している。政府のコロナ対策本部「中央流行疫情指揮中心(CECC)」は5月19日、新型コロナウイルスの警戒レベルを台湾全域で「第3級」に引き上げると発表。


5月15日~28日にマスクなしで外出した場合、3000~1万5000元(約1万2000~5万8000円)の過料が科される。そもそもマスクをしていなければ公共交通機関に乗車できない。

「要請」「努力義務」レベルでお茶を濁さず、国民一丸となった徹底防疫の内容は、日本より息苦しく、容赦がない。営業自粛で倒産した飲食店、娯楽施設や、テイクアウト切り替えの煽りを受けたケータリング業者も多い。


日本では「平素より当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。政府による緊急事態宣言発出に伴い、酒類提供を終日自粛し、午後8時閉店の時短営業をいたします。お客様には大変ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」のような、慇懃無礼な紋切り型メッセージが定番だ。


必要な情報だけを盛り込んだ無味乾燥な文書であり、批判や炎上が起きないよう、おかしみや面白みが籠められるようなことはまずない。

ガッキーの前にはチーリン“ロス”も

新垣結衣に先立ち、「台湾第一名模(ナンバーワンモデル)」の異名を持つモデル・女優の林志玲が2019年6月、EXILEのAKIRAと結婚したときも似たようなユーモア告知が登場した。

林志玲は自身のルーツである台南市で挙式をしたが、同市の繁華街で売り上げ不振から撤退を控えていた洋品店が、こんな告知を掲示した。


「バッドニュース 林志玲が結婚したことで、悲嘆に暮れ、傷心の極みにあり、商売を続ける気力がありません。店舗は譲渡します。(セールに来そびれたら)、次回・劉亦菲の結婚セールまでお待ち下さい」


劉亦菲(リウ・イーフェイ)は米国籍の美人中国人女優を指す。さらに「林志玲大婚 療傷休息(林志玲盛大に結婚、傷を癒やすため休業)」との告知も登場した。


台湾で次に、芸能人の結婚ショックで“ロス休業”が発生するとしたら、竹野内豊(50)、張惠妹(アーメイ、49)、金城武(48)、蔡依林(ジョリン・ツァイ、41)、深田恭子(38)、桂綸鎂(グイ・ルンメイ、38)、陳柏霖(チェン・ボーリン、38)、あたりと言われている

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