今回は「エコノミスト」の記事を紹介する。
一般的にビジネスで成功しやすいのは「外向型」の性格の人だと考えられている。調査によれば、高収入が得られる職業につく割合は、外向型の人のほうが非社交的な内向型の人よりも25%高くなっている。
調査では、親が専門職についている子供は外向型になる傾向があることもわかった。これは、裕福な家庭で育った子供は自信喪失につながるストレスに直面することがあまりないからかもしれない。
また自分に自信がある人は、ハイクラスな仕事を求め、努力は報われると信じる傾向にあるようだ。それに対して否定的な自己イメージを持つ人々は、一生懸命にがんばっても意味がないと思っている可能性がある。
「内向型」「両向型」だったらどうする?
とはいえ「内向型」の性格の人にも、「両向型」の性格の人にもビジネスで活かせる強みがある。外向的ではないからといって諦める必要はないのだ。
2017年の研究では、内向型の人がCEOに任命されたときの経営陣や投資家の期待は、外向型の人のときと比べて、わずかに上回る傾向があることがわかった。
また両向型の人の場合は、優秀な営業職になることができる。なぜなら、クライアントの話からニーズをつかむ能力と、会社の商品やサービスを売り込むエネルギーを持ちあわせているからだ。
極端な内向型の人はチームマネジメントを任せられないとみなされるし、部下のモチベーションを上げる能力に欠けるかもしれない。だが、極端な外向型はチームを振り回しかねず、他部署の管理職が手を焼くかもしれない。
そうなることを考えたときに、どちらか一方がいいとか、振り切ることが大事か?と言われたら実はそうではないのだろうか??
チームメンバーの性格を知り、対策すべし
あたながマネジャーならば、会議を開くときにメンバーの性格タイプを考えなくてはならない。
会議は、雄弁で、発言回数の多い外向型の人を中心に進みがちだ。内向型のメンバーが議論にまったく加われないこともあるかもしれない。
しかし内向型の人の意見をないがしろにするなら、彼らを会議に呼ぶ必要がないではないだろう。それなので、内向型の部下には具体的な質問したり、アイデアを口頭で発表するのではなく、書き留めるように言う方法をとることが大事だ。
マネジャーにとって悩ましいのは、部下の性格タイプが顔に書かれてはいないこと。だが、そのためには時間をかけて部下と話をし、観察をしたあとで、チームのやる気を引き出す方法を決める必要があるのではないだろうか。
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