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執筆者の写真Shunta Takahashi

バイアスから抜け出すことが大事

更新日:2020年5月1日

人間って面白いな〜と思うことの一つとして、バイアスについての意識がある。


大学2年生の時の春休みにヘッドハンティングの会社でインターンしていた時に、よく「偏

見を捨てろ!」と言われていたが、今思うと人間って偏見の生き物だということを感じる。


で、これをいかになくすかが、本質を理解する上では結構大事になるのではないだろうか?


東大出身の財務省勤務って言われた時にどう思うか?


例えば、合コンした時に相手の人が自己紹介で、東大出身ですとか外資系コンサルに勤務してます、って言っていたらこの人頭いいんだ!、仕事できそうって思うだろう。

しかし、それは必ずしもそうとは限らない(当たっている確率は高いかもしれないが)。


また入社したい会社があったときに、その会社に入るべき理由を必死で探そうとして、逆にネガティブな情報を集めようとしなくなる。


実際に僕もOB訪問や転職についての相談を受けた際に、その会社や業界の「良い面・悪い面」を話すことがある。


その時に相手にとって都合が悪い情報だった場合、「でも、OOですよね?」と、自分のいいように解釈しようとしていたりする。


これらについては人間の性なのでなくすことはできないと思うが、これが新規事業や起業などでやると、取り返しがつかなくなる。


新規事業で、提案する際に資料を作成する。その時に集める情報収集の中で、やっぱりいい情報を中心に集めて固めると、優秀な上司だったらめちゃくちゃツッコミが入るし、もしそのまま稟議が通ったら、実際に稼働する時にかなり大変な思いをすることになる。


それなので、なるべくバイアスをなくす工夫をすることが非常に大事だ。


バイアスをなくす方法は自問自答すること


ではどうしたらバイアスをなくすことができるか?


これについては何かを決断する時に、逆の意見を無理やり考えて比較することが大事だ。

例えば、転職したい会社があったとする。

その際に行きたい理由はいくらでも挙げられるだろう。年収が100万円UPする、会社の理念に共感できる、など。


でもそこで、あえてデメリットも書き出す。毎日22時まで仕事しないといけなくなる。結果を出し続けないとクビになる、3年以内に50%が退職している、今の住宅手当がなくなる、など。


そこで冷静に比較をして中立的に判断することが大事だ。


その上で決断をすれば、こんなはずじゃなかった、と思うことがなくなるだろう。


今の時代、イメージや先入観を変えないまま生きることはとても大きなリスクになる。時代のスピードも早いし、過去の英雄が戦犯になり、悪役がヒーローになる時代だ。


それなので常にアップデートし続ける状態に自分がならないといけない。


ということを考えた時にバイアスを排除するメタ認知は非常に大事な能力だろう。

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