「そこには“極楽”があった」──米誌記者の熱烈&詳細すぎる「日本の自販機」レポート【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.119】

更新日:2021年8月4日

東京オリンピックが開幕してから一週間。世界各国から来日中の記者たちが自国に向け発信している情報は、競技の実況や選手たちの様子、日本の暑さだけではない。


初来日したカナダのテレビ局「CBC」の記者は、滞在先ホテルに入っているコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を褒め称え、溢れんばかりの愛を表現。


記者たちは競技の合間を縫い、「バブル」の中から見える限りのさまざまな“日本”を取り上げ、紹介し続けているのだ。

そんななか、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」の記者グレッグ・ビショップが目をつけたのは、日本の自動販売機である。

パンデミック下でのオリンピック開催で、いままで以上に重要な役目を担う自動販売機について、自らを「自販機探偵」と名乗るビショップが書いた、ユーモアたっぷりの記事を一部抜粋して紹介しよう。

木曜の朝、メインプレスセンターイースト・ホールの2階に向かう。あと24時間もすれば開会式が始まる。しかし、これは私自身のオリンピックである。これまでの「カロリー過多」、「購入過多」の人生を通して、トレーニングを続けてきたのだ。 そこには「ニルヴァーナ(極楽の境地)」があった。5台の自販機が、攻撃ラインに並ぶ兵士のように置かれている。公式シャツやトートバック、サングラス、マスコット人形、日本のおみやげなど、オリンピック関連のあらゆるものを買うことができる。 この機械の前で過ごした10分間を正当化するためにも、何か買わなければという衝動に駆られた。

このとき彼が選んだ商品は、オリンピックカラーの「白河だるま」(2200円)だと記事は続く。ボタンを押してから15秒後、きちんとラッピングされて現れただるまを彼は、「これまで費やしたなかで最高の20ドルだ」と絶賛する。


「使用済み」下着の自販機まで!


食品以外の自販機に至っては、ビニール傘やポケモンカードなどに加え、印鑑を売るもの、もっと奇妙なものとして、「女性の電話番号や、(使用済み風に加工された)下着を販売する自販機」まであるらしいと、日本人であってもあまり出会うことのない自販機まで調べあげている。


ビショップはまた、限られた時間のなかで宿泊先ホテル周辺の自販機も調査し、「あらゆる種類の飲料を販売する25台もの自販機があった。あまりの選択肢の多さにパニックになり、とりあえず砂糖の塊のようなマウンテンデューを買ってしまった」と明かす。


加えて梅ジュース、コールドブリューコーヒー、抹茶のお菓子……続いてネクターピーチ、コカ・コーラ ゼロ(3本)、コーヒー飲料(これも3本)、水、オレンジを買い、水分過多で一日を終えたことが綴られている。


「帰って来なければならない。自販機を満喫するために」

「自販機探偵」の記事は、決意の言葉で締めくくられた。

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