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「賛同者」だけと群れたがる私たちだから──アダム・グラントが説く“批判的なネットワーク”の重要性【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.5】

今回は批判的な繋がりの重要性について説いた記事を紹介する。

ウォートン・スクール経営学教授のアダム・グラントは、成功は「自分の意見を批判する」人たちに囲まれた状況からよく生まれる、と語っている。


しかしその事実に反して、私たちは自らの周りを「賛同者」だけで固めがちだという研究結果もある。それなので、批判的なネットワークを構築することがすごく大事だということになるのであるが、この記事では、それを分かりやすくピクサーを事例に解説してくれている。


全世界で6億3100万ドル(約698億円)以上を売り上げた、映画『Mr.インクレディブル』

この映画の成功の要因は何か?と聞かれたら、間違いなく、ブラッド・バードという監督が「自分と合う人」たちを集めなかったこと。


彼は自分のプロジェクトのために、ピクサー社内で「不適合者」たちを探し出した。周りから見れば不愉快で、不機嫌で、何かに不満を持っている者たちだ。


ブラッドは彼らを集めたとき、「誰もこのプロジェクトを成功させられると思っていないじゃないか!」と注意した。しかし、それからわずか4年後のこと。彼のチームは、ピクサー史上もっとも複雑な作品を発表することに成功しただけでなく、1分あたりの制作コストを下げることにも成功した。

このような批判的なネットワークのことをチャレンジ・ネットワークというが、この役割は、私たちが自分の専門知識に対して謙虚になり、自分の知識を疑い、自分が持っていない知識に対して好奇心を持つように促す。


彼らは大胆不敵に、これまでのやり方に疑問を投げかけ、そのつど、私たちはもう一度問題について考えさせられることになるからだ。

とはいえ批判されたらいやだよね、、、


しかし実態として簡単にできるものではない。

パートナーからフィードバックを受けた後、称賛されるよりも批判された方が、新しいパートナーに変えようとする確率が4倍以上高くなるという結果が出ている。


さまざまな職場において、従業員は同僚から厳しいフィードバックを受けると、その標準的な反応として、同僚を避けるか、ネットワークから完全に排除してしまう。

そして、自身の翌年のパフォーマンスが低下するのだ。

このように経営者のみならず、私たち個人もチャレンジネットワークをうまく生かしきれていないのだ。


だけど自分自身の結果を求めていくのであれば、この記事で書いてあるとおおり、周りに自分に対して客観的な視点から批判をしてくれる人を囲う必要があるだろう。


ぜひこの点についてはしっかりと意識をしていきたいとものである。


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