レストランや公園で、たまたま近くに居合わせたグループが、人目を憚らず誰かの悪口を言っているという境遇に出くわしたことはないだろうか。
ついつい聞き耳を立ててしまうような話もあれば、耳を塞ぎたくなる話もあるかもしれない。だが、どちらであれ、たいていの人は、聞いて聞かぬふりをしてやり過ごすのではないだろうか。
ある日、ドリューという名の男性は、悪口で盛り上がる見知らぬ女性グループに公園で遭遇した。どうやら、彼女たちは「マリッサ」という友人について話している。
ドリューはどこの誰だか知らない「マリッサ」が、友達から仲間はずれににされようとしていることを気の毒に思った。そこで彼は、ティックトック上にこんな動画を投稿することに決めた。
「人のことに口出しする趣味はないんだけれど、あなたの名前がもしマリッサなら、ぜひ聞いて。たったいま、あなたの友達と思しき人たちのそばを通り過ぎたんだけれど…」
「ティックトックユーザーの皆さん、マリッサを探すのを手伝って!」
ドリューは動画を見た人たちに、ニューヨーク中の「マリッサ」に動画のシェアを促した。すると、彼の動画は、数時間で800万回以上も再生されるバイラルに。そして、その日のうちに当の本人の「マリッサ」から返信があったという。
ドリューに返信した動画の中で、マリッサは「この2時間の間に約30人くらいの人があなたの動画を私に送ってきたんだけれど」と、語っている。
より詳しい真相をつかむために、マリッサはドリューに「返信待っています」と伝え、ドリューの話が本当であれば「私には新しい友達、親友が必要!」だと述べている。
翌日、ドリューとマリッサは早速、公園でご対面。二人はすぐさま意気投合したようで、その様子を動画におさめて投稿している。
マリッサの快進撃 さらばクズ友!
ところで、なぜマリッサは、こっそり計画的に仲間外れにされたのか。
その理由については、彼女の友人のひとりが「メールで教えてくれた」と、ティックトック上で語っている。
その友人のメールによれば、「マリッサはグループの中の誰よりも面白くて目立っていて、そのうえ可愛いので、誕生日の主役はスポットライトをとられないようにするために、マリッサを誕生日会に呼ばなかった」のだという。
マリッサは、この一件の後、悪口を言っていた友人たちを問い詰めることはせず、距離を置いていると、米メディア「バズフィード」に語っている。
彼女は、真実を知って「傷ついたし、仲間外れにされたことを恥ずかしく思った」。だが、たくさんのポジティブな応援メッセージをもらい、「良くない友達のために、もう自分のエネルギーを割かなくたっていい!」と、立ち直れたと言う。
後日、彼女は一連の騒動を見守り、優しい言葉や応援メッセージを送ってくれた人たちへの感謝を涙ながらに述べた動画を投稿。その中で、私と同じような目に遭っている人や、友達になりたい人は「ぜひダイレクトメッセージをください。会いましょう!」と、語った。
そして、マリッサは約束通り、ピクニックを企画した。すると、約束の日には、なんとセントラルパークの指定の場所に50人以上も集まったのだ。
イベント参加はこちらから。 ↓ https://peatix.com/group/7228383
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