最近よく思うのは、今の時代の寵児となっている人の特徴として抽象度が高い仕事をしている傾向があるということを感じる。
抽象度が高いというのを別の言葉で言い換えると、仕事の定義がすごく大雑把ということだ。
例えば、ホリエモンの仕事は?と聞かれたら一言で何て答えるだろうか? おそらく回答として挙がってくるのは「起業家」もしくは「実業家」だろう。
じゃあ、実業家って具体的には?ってなると、「・・・」となってしまう。
他にも西野亮廣さんや落合陽一さんなど、メディアで取り上げられている人たちの仕事内容は、ざっくりしすぎてよくわからない。でも間違いなく稼いでいるのは事実だろう。
ちなみに抽象の反対は具体なので、逆に稼げなくなっている人は具体的な仕事(すなわち定義が明確仕事)をしていると思っている。
なぜ抽象度が高い仕事をしている人が求められているのか?
抽象度が高い仕事が今の時代にマッチしている理由はいくつかの要素が組み合わさってるが、今回は3つ紹介したいと思う。
それは①AI、②グローバル、③ITの成熟だ。
まず①についてだが、AIは要件定義を決めて、それに沿ったデータを学習することで精度を上げることができる。つまり単純であればあるほど、より簡単に精度の高いアルゴリズムを作り上げることができる。それなので、具体的な仕事で要件定義が容易な仕事はAIや自動化の波に飲み込まれる可能性が高くなる。
続いて②については、安い労働力が国境を超えて最適化しているという流れがある。ちなみにこれは海外に限らず、国内においても地方間で同様の現象が起こっている。 例えばコールセンターは東京都宮崎で時給が圧倒的に違う。じゃあ仕事内容は?というと、大きく変わらない。時給が違う理由は生活コストが地方の方が安いからだ。だったら企業としては安い人件費を確保するために地方に求人をかけることになる。これはコールセンターに限らず、動画編集やプログラミングなど在宅でできる仕事は全てが対象になるだろう。
最後に③のITの成熟についてだが、上記の抽象度が高い仕事をしている人たちはSNSやYoutubeなどのプラットフォームを使って発信することでコストをかけることなくマネタイズまで作っている。
特にオンラインサロンなどはITがなければ成立しない仕組みであり、ITが人々の生活に浸透したからこそ、出てきたものだろう。
つまり昔だったら発信するのにお金が掛かるし、仕事の場所も固定化されるし、で限界があったものが、それが一気に取っ払うことができるようになったのだ。
抽象度が高い仕事をするべし
だから僕としては、これから稼ぎたい!と思ったら、「あの人って何をしているの?」って思われる存在になる必要があると考えている。
別に有名にならなくてもいいし発信しなくていいとは思うが、具体的な物だけの仕事をし続けると、ある日それがなくなったときに応用がきかなくなる。
それに対して抽象度が高ければ高いほど、仕事がなくなるリスクを抑えることができる。
例えばプロの経営者になれば、自分が社長をやっている会社を辞めても、別の業界で全然畑違いの会社を経営することが可能だ(例えば、りらくるを操業した竹之内社長やイーロンマスクなど)。
今すぐにそうなることはできなくても方向性としては、そういうものを見据えた仕事の仕方はぜひおすすめしたいと感じている。
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