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伝記を読むことで確信すること

大学生の時にめちゃくちゃ本を読んで、その中で特に印象的だったのは偉人の伝記を読み漁ったこと。福沢諭吉、カーネギー、レイクロック、スティーブ・ジョブズなど、有名な伝記は概ね読んだと思う。


未来の希望しかない当時大学生の自分にとって、名を馳せた人たちの伝記はすごく刺激的であると同時に焦りを抱くような感覚になったのを今でも覚えている。


そして、この時の経験が今の自分自身の、ある一つの価値観につながっている。 それは「名を馳せる人は名を馳せるにふさわしい人生を送っている」ということ。伝記を読めば、なぜその人が名を馳せることができたか?ということが納得することができるのだ。


順風満帆の偉人の本を読んだことはあるだろうか?


伝記のいいところは既に結果が分かっていることである。現在時点でその人は成功しているということが確定している中で、そのプロセスを確かめることができるのだ。


つまり「なぜこの人は成功できたのだろうか?」という視点を最初の時点から持ちながら読み進むことができるのだ。そこで分かることは、伝記に書かれている人の多く、は生まれながらに恵まれない環境にいるということ。


これは恵まれない環境にいたから成功できたということではなく、そんな逆境の中でも自分自身を奮い立たせていって自分のビジョンをブレずに前進したからだ。


つまり伝記を読んで思うことは「そりゃ、こんな経験を乗り越えたら成功するわな」ってい

う納得するエピソードを見ることができるのである。


今まで数十冊の本を読んできて、「この人ってこんなに楽してきたのか!?」と思わせる本に1冊も出会ったことないし、成功するのにふさわしい経験をしていないで偉人と呼ばれている人を見たことがない。


ということを考えた時に僕は、もし自分自身が成功したいとか特別な人生を送りたい!って思うのであれば、それにふさわしい経験をするべきだということを感じたのだった。

つまり、「この人の成功はなるべくしてなったよね」と万人が納得するような人生を送っているかどうか?という問いを常に持ち続けることが大事なのだ。


逆に、この人が成功しているのは納得がいかないよねって思われるような時間の過ごし方、決断、考え方を持っているようでは、結局まぐれでうまくいったとしても長続きはしないのではないだろうか?


人格主義という観点について


ただ最近の本はノウハウ系ですぐに結果が出るような上辺だけのスキルについて書いてある本が多く、そういうことについて忘れられがちだ。


実際に僕も勉強会を開催する中で、スキル系と一般教養系を企画した時に圧倒的に前者の方

が申し込みが集まる。


やはりすぐに目に見えて成果が出るものに人は飛びつくのだ。

僕自身、この点についてはスキル系は必要だしそういうものを身に付けておくことは悪くないと思う反面、それが効果を発揮するのはベースの土台となる考え方が身に付いてから、ということを感じている。


逆に土台がない状態でスキルばっかりに走ると、逆効果になってしまう。 そして薄っぺらい人と思われるようになるだろう。


だから、そこも意識することは大事だがやはり人格の面だったり一般教養についても深く関

心を寄せるべきではないだろうか。

全てはゴール基準が大事で、人生で幸せな生涯を遂げた人はどういう人なのか?という視点を持って、そこから逆算してなるべき自分を考えることが原則中心の成功法則なのではないだろうか?

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