人を食材に例えるのはどうかと思うが、最近思うこととして人を活かすかどうかっていうのは、食材をどう調理するか?というのと同じ気がする。
最高のシェフの腕で作る料理は普通の食材を使っていたとしても最高に美味しく出来上がるし、逆に最高の食材を使っていたとしても全く料理しない人が作った場合はなんか美味しくないということが往々にしてある。
これは「人」の育成という面でも同じだと思う。
人をどのように扱うか?接するか?でその人の成長度合いが全く違う。 マネジメント陣はこういうことを知っていた方がいいのではないだろうか?
あなたは人を人罪としてしまうか?人財とするか?
よく人財という言葉を使う会社もある通り、人というのは企業にとっては貴重な財産だ。な
ぜなら組織というのは人の集合体だから。その集合体が生み出す価値がすなわち会社における利益の源泉になる。
ということを考えた時に人をいかに育てるか?ということが大事になってくるのだが、これとは逆にせっかくの有望な人間を「人罪」にする会社、マネージャーもいる。
ここでいう人罪は、元々持っていた才能や能力を潰された人たちのことだ。人という存在を(実質的に)駒に使っている企業は元々持っていた、芽を潰してしまうので、結局長期的に見たら衰退していく企業になっていく。
よく学生時代にすごくイケイケで目立っていた人が会社に入って3年目になったら、普通のサラリーマンになっている、なんてことは往々にしてある。
それはその会社からの押しつけや上司からの理不尽な扱いによって、その人の持っていた
「らしさ」が失われてしまうことにある。もし自分がそういうところに組織としているのであれば要注意だ。
多くの企業はまだまだ「人材」
とはいえ人罪の会社はそこまで多くない。実際は。なぜならそういう会社はすぐに淘汰されるから。
でもまだまだ多くの会社は「人材」として捉えている。 特に大手企業では顕著だ。
なぜか?それを答えるのはとても簡単だ。
人に依存する企業は「リスク」でしかないから。
もしあなたが経営者の立場だったらどうか?
一人の天才社員に依存する組織は不安定で仕方がない。
だってその人が退社したらどうする?問題を起こしたらどうする?
ということを考えた時に誰でも一定のパフォーマンスが出る仕組みを作るのが大企業の使命だし、そういう企業は価値が高いと株主からみなされる。
それゆえ、企業は金太郎飴みたいに「人」を標準化させていくことが求められるのだ。なので僕自身は企業が「人材」扱いすることは全く悪いことだとは思わない。
でも僕は「人材」は割りに合わないと思った
ということを知った状態でもし、あなたが「人材」の人生で終わりたくないのであれば、「人材」を作る仕組みを作る「人財」になれる環境にいくべきだ。
僕は大学卒業まで人より努力してきて頑張ってきた自負というかプライドがあったので、飲み会ばっかりやって学生時代を謳歌した同期と同じ金太郎飴になるのがマジで嫌だった。ので、人財になれるところに変えようと思っていた。
とはいえこれも個人の価値観なので、最終的には「好きにしてください」という結論なのだが、もし共感できる人は「いいね」を押してくれたら嬉しいな!笑
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