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人生とは帳尻合わせである

更新日:2020年11月2日

最近ある人が、人生の定義について話をしていてすごく共感することがあった。


その人は、20代の時は人生ってなに?って聞かれたら「時代と対峙すること」だとずっと思っていた。


でも「60歳を手前にして感じることは、人生は帳尻合わせだと思う」ということを言っていた。


これは中々深いし、本当に意識しておくべき考え方だと思った。


なぜなら自分が払っているツケはいずれ歳を取ったら返ってくるし、逆に自分が先に払った対価もタイムラグはあれど、ちゃんと返ってくるからだ。


学生時代に思った、成功し続けるための条件


僕は大学生の時は、とにかく人生で成功したい!って強く思っていた。

そのため自己啓発書や自伝を含めて数百冊の本を読み漁り、成功するための原点は何か?ということを真剣に探していた。


その中で常に意識していたことは、人生の終わりの局面になってどん底にはなりたくないということ。つまり一瞬しか訪れない成功には全然興味がなかった。


それなので、自分の中の一つのテーマとして、成功し続ける人と成功はするけど長続きしな

い人ってどういう違いがあるか?ということを考えていた。


その結果として分かったことは、成功し続ける人は身の丈にあった「器」を持っている人だ、ということだった。


逆に一瞬うまく言ってもすぐにダメになるひとは「器」以上の対価をえてしまった人で、さらにその器を大きくしようとしていない人だった。


それが分かった時に、自分の器と結果を意識して、器を広げるためにどうすればいいか?ということを考えるようになった。


ちなみに、僕の完全な主観で判断しているが、その人の器と実績の乖離を判断する方法は違和感だ。


どういうことかというと、「こんな人でも成功しているのかあ」って思われるような人は、そのまま変わらずにいたら落ちていくし、「この人はいずれすごくなりそうだな」と思われる人だったら、やっぱり月日が経った時にそういう結果になる。


つまり第三者的な視点から見た時の判断がだいたいその人の器を表していると言えるだろう。


帳尻合わせということを意識すると焦らなくなる


この考え方が自分の中にしっくりきた時に、簡単に稼いでいる人を見ても全く焦らなくなった。


楽して儲けていても、いずれそのツケを払うことになるからだ。

今でも印象に残っているのが2017年後半に起きた仮想通貨バブル。


これこそ典型的な帳尻合わせの例だろう。あの時に一瞬でもお金持ちになった人はたくさん

いると思う。でも、やっぱりなるようになるのだ。


たとえうまく切り抜けたとしても、その人に器がなかったら、数年後には使い果たしているだろう。


また、これからは大手企業のサラリーマンも帳尻が合うような人生が待ち構えている、と確信を持って言える。


会社員の時代、明らかに実力以上のお金をもらっているでしょ?って思う人は、めちゃくちゃいた。


これからはアメリカ化して実力というモノサシで評価されるようになると、成果以上の待遇をもらっていた人たちは、とことん給料が下がっていく運命になると思う。


逆に実力以下しか評価されていない人はどんどん社外から声がかかってステップアップしていくだろう。


つまり、大事なことは自分の器を広げていくこと。

身の丈に合った人生が待っているということを意識すること。


それをちゃんと理解していれば、「こんなはずじゃなかった」人生にならないで生きていくことができると思う。


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