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執筆者の写真Shunta Takahashi

キャリアについてプロダクトライフサイクル論から考えてみた!

最近、戦略思考に関する本を読んでいて改めて感じることとして、プロダクトライフサイクルを学ぶことはとても大事だということを感じる。


一般的に商品にはライフサイクルがあって、それぞれ導入期、成長期、成熟期、衰退期があるという話になるが、これは商品だけではなく自分のキャリアを考える上でも役に立つと思

っている。


また僕自身は営業という仕事を長くやってきたので扱う商品があったときに提案の仕方やア

プローチの方法についてもこのプロダクトライフサイクルを元に考えてきた。

そういう意味ではこの概念は非常に大事だし、逆に知らないと人生においてかなり損をする知識だと思っている。


ということで今回はプロダクトライフサイクルという観点で自分のキャリアを考えてみた。


自分が入る業界はどの位置に属しているか?


この概念を知らなかった僕は新卒でリース業界最大手の会社に入社した。そこで法人営業を

していたわけだが、すぐに気がついたのはお客さんはリースを全然求めていないということ。


その理由は簡単だ。すでに成熟期〜衰退期に入っているプロダクトだから。 リースは1960年代に日本に入ってきた金融サービスの仕組みで、設備投資をしたいけどお金がない企業と融資をしたいけど与信を通せない銀行の中間の役割をして高度経済成長期に非常に伸びた。

それなので導入期は1960年〜1980年と言えるだろう。




ちなみに上記を見たらわかる通り、ライフサイクルの期間は正規分布となっており、導入期の期間が分かればあとはその期間を当てはめるだけだ。


それなので成長期は1980~2000年ということがわかる。ちなみに成長期にも前期と後期があり、最初の10年が前期、後の10年が後期だ。

そして2000年以降には成熟期に入ってくるということがわかる。 ということを考えると僕が入社した2014年というのはほぼ衰退している状態。


そりゃ売れないよね。ということがわかった。

そこで僕はリースの提案はせずに、他の商材で成長期に入っているものを探して、その提案に従事していた。


例えば当時はネットプロテクションズという後払い決済から今では企業の与信〜請求代行ま

でする企業として成長した企業がちょうど成長期に差し掛かっていたので、当時株主で代理店でもあったので提案をしたりしていた。


ちなみにプロダクトライフサイクルの概念は経営者レベルはほぼみんな知っているので、衰退期になる前に新しい成長のタネを見つけて持続的にイノベーションすると成長し続ける企業になる。




転職した時もこの概念を元に考えていた


この概念を知ったことで転職にも役立った。

当時全く転職活動していなかった僕が即決でIndeedに入社を決意したのはこの企業がまさに成長期に入ったことを確信したからだ。


成長期に入るとアポ率や成約率がその他の時期に比べて格段によくなる。 それなので当時の僕としてはいかに量をこなすか?が結果に繋がるとわかっていたので、とにかく電話をしまくった。


お客に訪問しろと言われていたが、この時期は行動量と結果が比例する時期なので、無視して電話し続けた。だから結果が出た。


つまり僕には営業力があったわけではなく、プロダクトライフサイクルに則って、正しい行動をしたことが結果に繋がったわけだ。


なので今同じことをやっても正直、全然売れない営業マンになるだろう。

ただこの概念を知っていれば、社会で食いっぱぐれはないし、そもそも営業が楽しくて仕方がなくなるので仕事をしていて充実する。


それなので、この概念を知らない人は絶対に身につけた方がいいと思う。

また勉強会でも詳しくお話しするので、ぜひとも楽しみにしてもらいたい!


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